【東海オンエア】俺の彼女は、変わってる。

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そんな中、ある噂が俺の耳に入った。


Aが俺を好きらしい、という。




初めそれを知った時は嬉しくもなんともなかった。


Aにすごく失礼だけど。


俺のタイプは清楚で可愛い女の子だったし。





でも、俺のことを嘘かもしれないけど


好きらしいってことを知ってから、


少なからず意識することは増えた。





そしてなんの進展もないまま迎えた3年生の春。


サークルのグループみたいなのが一緒になって


グッと話す機会が増えた。





それまではただの変な人としか思ってなかった。


でも話してみると


全然それだけじゃないってことが分かってきた。





Aの声はおっとりしていて


周りの女の子と違う空気を持っていた。


俺の前では変わった一面はそんなに表さなかった。


遠慮していただけかもしれないが。




その口から発する言葉はゆっくりだけど


重みを持っていて、


あったかくて、


話していて心地よかった。




そのうち


ただのサークルのメンバーだったAが


友達になっていった。







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