鼻歌 ページ8
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イヤホンで歌を聞きながら、ぼーっとしてた時のことだった。
目線を上げると、
Aがニコニコというか、ニヤニヤ笑いながら
こっちを見ていた。
「…なに」
「んーん、別にぃ」
そう言ってそっぽを向いたので
イヤホンを耳にさして自分の世界に戻ろうとするけど
また視線を感じる。
「なんだよ、言いたい事あんなら言って」
「いや、全然大した事ないし。」
「じゃあ、なおさら言えるやん。
ほら、言って」
「ええ…でもなんか照れ臭いっていうか…」
「あと10秒で言わんかったらこしょしょな。」
「それは嫌」
「本当に大した事ないよ?
ただ、ここから見える景色ととしみつの鼻歌が大好きだなぁって…」
いちごみたいに赤く染まるAの頬。
確かに大した事ないけど、だけど。
やばい、バカ可愛い。
いっそ食べてしまいたい。
「それだけ!」
ふと、部屋を見渡してみた。
この景色を見てると
Aじゃないけど
すごいなんかいいなって
そう思えた。
恥ずかしいから絶対言わんけど。
((じゃあ、どうぞ、歌ってください。
((いや、やりにくいわ。
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ゆん - 何度も読み返しています! めっちゃ最高です!!!!! (2018年6月17日 9時) (レス) id: c8143ac316 (このIDを非表示/違反報告)
栞 - うわあああ、たまらなく好き。。この作品最高。。何度も読み返してます! (2017年12月13日 18時) (レス) id: 6fc5970084 (このIDを非表示/違反報告)
ちーすけ(プロフ) - すごいこのお話好きです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年11月30日 21時) (レス) id: 4adda75a8c (このIDを非表示/違反報告)
つんつん(プロフ) - ありがとうございますー!!頑張ります!! (2017年9月6日 20時) (レス) id: f361be462a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - すごい面白いです!これからも頑張ってください! (2017年9月5日 13時) (レス) id: 19a12c05ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年9月3日 7時