昔話4 ページ6
『お父さん!今日の鍛練は何をするの?』
父「そうだなぁ、鬼ごっこにしよう!」
『え?鬼ごっこ?ただの?』
父「た、だ、の、鬼ごっこでも鍛練にはいいんだぞ!」
健心「鬼ごっこ?俺もやる!俺もやる!」
父「よし、わかった!じゃあ二人でお父さんを捕まえてみろ!
絶対無理だがな!はっはっは!」
『「無理じゃないもんっ!」』
父「そうか?やってみろ!」
健心「じゃあ早く行ってお父さん!」
父「待て待て(笑)いいか、
ずっと呼吸を使うこと。常中だ。走っている時も歩いている時も
呼吸を止めるな。わかったか?」
『「はいっ!」』
父「あ、止めたら罰な。お父さんは何でも分かっちゃうから嘘はつくなよ〜、
嘘ついたらお仕置きかな?」
『「はぃ。」』
父「フッじゃあ始めっ!」
健心「全然捕まえらんないよ」
『一回止まって呼吸を整えよう!そうすれば空気の乱れに気づけるはず!』
健心「そうだね!って、お姉ちゃん全集中の呼吸使ってる?
全然呼吸音聞こえないんだけど、罰があるんだよ?シィィィィ」
『何言ってんの?今も常中してるじゃん。夜の呼吸は音がしないの。
他の呼吸とお腹に入れる力が違うんだよ。』
健心「???」
父「二人とも常中できてるな。さすがお父さんとお母さんの子だな!」
『あっ、空気が揺らいだ!───あそこだっ!』
父「見つかっちったか、まあ二人が捕まえるには100年早いがな!」
健心「待て!」
(作者)ごめんね、飛ばします!
鬼ごっこ終了後
『「ハッハッハッもう動けないっ」』
父「ははっ!もう動けないのかでもな、
人の命を守るってのは動けないから守れませんでしたじゃ済まないんだよ。
俺たち鬼殺隊ってのは、より多くの人を守る為に走らなきゃいけないんだ。
少しでも長く鬼と戦う為に呼吸を使ったり毎日鍛練したりするんだ。
確かに鬼と戦う為に俺達は頑張ってるんだけど、誰かを守る為に、そして
仲間を、自分を守る為に頑張っているんだよ。A、健心、
死ぬな。生きろ。
お前らはお互いを守りなさい。助け合いなさい。お父さんとの約束だ。」
『「はい。」』
四人の幸せな生活はもう、長くは
続かない。
次回何かありそうですね!
お楽しみに!(文字数ぅぅぅぅ)
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作者名:55なっつ | 作成日時:2020年5月26日 16時