8話 ページ9
次の日
しるがnqrseさんを連れてきてくれるって言ってたっけ?
放送部メンバーは大会の原稿作るから今日も来れないみたいだし
また天月が追い返しそうだけど私がいいって言ったら分かってくれるだろうし
そらる「ただいま〜」
貴方「そらる兄おかえり〜早いね?」
そらる「まぁ3限までだったし他の奴らもバイトだなんだで帰ってたし俺も帰ってきた。勉強は問題ない?」
貴方「うん!しるから貰ったプリントも今日の分は終わった」
そらる「そうか」
貴方「あ、あと今日またしると……クラスメイトが来るんだけど」
そらる「……大丈夫か?」
貴方「うん……昨日顔は見た…まだ大勢とは話せないけどそのひとりと少しお話したいんだ…な、何かあったらしるばーながいるし!」
その時外が騒がしかった多分帰ってきた天月とばったり会ったんだろうな
私は慌てて玄関を開けた
天月「だーかーらー!なんでこの人いるの!」
案の定だ
しる「だ、だからね?天月くん落ち着いて?」
貴方「天月、私が連れてきてって言ったの」
天月「えっ?姉ちゃんが?……そう」
天月は大人しくなった
貴方「……ど、どうぞ」
nqrse「お、お邪魔します」
私の部屋に着くとそらる兄が3人分の紅茶を入れたティーカップを持ってきてくれた
貴方「それでお話がしたいって言ってたとしるから聞いたけど?」
nqrse「ごめんなさい!」
nqrseさんは深々と頭を下げた
nqrse「ずっとずっとひとりぼっちなの知ってた!でも、俺男だし…近づいて話しかけたら変な噂たってAが浮いちゃうかもって考えてそれで……見てないフリして……本当にごめんなさい!」
nqrseさんは目に涙をためてそう言った
私の事気づいてた?
でも気にして喋れなかった
nqrse「気づいてて見てないフリしたってすっごく悪いことしたと思ってる……本当にごめんなさい!今更謝って許されることじゃないかもしれないけど」
ずっとnqrseさんは頭を下げている
貴方「ま、まず頭を上げて?ね?」
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