【歌/い/手】ようこそホストクラブへ (ページ34)

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坂田視点
次の日も夕方からお店に向かった

お店の近くに行くと
平日休日関わらず中高生や俺よりちょっと下くらいの若い子が集まっている

坂田「………」

俺も元はあっち側やったし

そう思いながら店に入った

志麻「あれ？ちょっと遅い出勤ちゃう？」

坂田「うん……昔の俺のいた場所をちょっと見てた」

志麻「そっか…」

俺が着替えてると

nqrse「坂田さん！どっちの服が俺に似合うと思う！？」

nqrseくんが急に聞いてきた
手に持っていたのはいかにも女の子が着るような服
量産型とか地雷とか言う感じの服やった

坂田「えっ………」

その服を見て少し俺はふらついた

nqrse「大丈夫？」

坂田「ご、ごめん」

nqrse「椅子に座った方がいいよ」

nqrseくんはソファに座らせてくれて水も持ってきてくれた

少し飲んだら落ち着いた

nqrse「…………こういう服苦手？」

坂田「そうじゃないねん……今までいっぱい見てきたし……」

nqrse「いっぱい？……俺来たことないよ？特に地雷系なんて…」

坂田「あ……うん……ホストになる前にいっぱい見てたから…」

nqrse「ホストなる前？」

あ、ホストなる前の話はうらさんにしかしてなかったっけ？

坂田「うん……ホストなる前の話」