【歌/い/手】ようこそホストクラブへ (ページ20)

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あほの坂田視点
今日は指名された

坂田「お姉さん来てくれたん？わぁ！めっちゃメイク可愛いやん！」

客「今日は、nqrseくんにして貰えて」

坂田「よかったやん！でもいつもいつも可愛いで」

そう言って笑ってみせる

客「きょ、今日は沢山お酒頼んじゃおうかなぁ…」

坂田「ありがとう！まず何飲む？」

客「それじゃあ────」

なかなか指名されへんし嬉しいなぁ
俺は売り方とかあんまり気にしないありのままの自分を知って欲しい
ホストだからってカッコつけるのもなんか大変じゃん？ボロが出た時とかに困る
だからありのままの坂田優を知って欲しいんだ！

りする視点
次の日
nqrseさんのメイクサービスデイだった次の日は客が減るらしくカウンターはEveさん、ホールはSouくん、俺は裏で掃除をしていた

その時ソファに座っている莉犬さんがいた
今日出勤のホストは少ないけど指名がないからいるのかな？

りする「莉犬さん？」

莉犬「りするさん、お疲れ様」

りする「お疲れ様です…元気なさげですけどどうかしましたか？」

莉犬さんは少し俯いたがすぐに顔を上げて

莉犬「今日出勤してる人も少ないのに俺指名されないってやばいよね〜」

と言い笑っていたが何だか悲しそうだった

りする「……無理しなくていいですよ？無理に笑顔作ってもしんどいだけです」

莉犬「バレてたか………ごめん……作り笑顔には自信があったんだけどな……」

りする「ホストだから作り笑顔に自信があるんですか？」

莉犬「違うよ……………俺、アイドルになりたかったんだ…だから笑顔とかには自信があるんだ」

りする「アイドル？」