【歌い手】このクラスはちょっと異常です Ⅱ【しるぐりしゃけんがん】 (ページ7)

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第55話:氷琥ページ7

まるぐり視点

...ぼやけてて何も見えない...
ここはどこ？なんで寝ているの？

しる「あ、起きた？」

まる「だれ...？」

しる「琉唯だよ？」

あぁ...しるかぁ...なんでしるがいるんだ？他のみんなは？

しる「あ、みんな来てないよ？僕だけが君のすぐ側にいる、なんでだと思う？」

優しい口調で俺に話しかけてくる
けど...その話は.......

しる「それはね...？」

やめて、聞きたくない、話さないで

しる「みんな、嘘ついてたんだよ、優しい嘘
スマホだってさ？僕以外のみんないないし、まぁ消しちゃったけど」

優しい...嘘？しるだけが本当なの？じゃあすたんちゃんが思ってたことも全部全部嘘なの？なんで嘘つくの？意味わかんない

まる「...しるは、嘘つかないの？」

しる「僕は凜空に嘘つかない、嘘ついても意味ないから...」

とても悲しそうな声でそう言った

まる「そっか...で、ここどこ」

しる「？凜空の家だよ？あ、なんでいるのかわからない？理由教えてあげようか？」

まる「うん...お願い...」

なんで俺はここにいるの？起き上がれもできないのはわかってる
記憶が飛んでるのかも？でも、なんで？

しるばーな視点

記憶が飛んでしまってよくわかってない彼に僕は前の性格で話して彼に偽りの記憶を入れてく
偽りの記憶と思い込み、僕への信頼や依存をあげないとまた失敗しちゃうから

スタンガン、AA、りするさん...みんなが対象、しゃけみーは友達としていてもらうから対象じゃない

しる「大切な友達に刺されて、凜空は意識を失ったんだよ？僕は凜空を家に連れて帰って頑張って入れた知識で意識取り戻せるようにしたんだ」

まる「...え？」

しる「びっくり、しちゃうよね...でもこれは本当なんだよ、僕がやったって、みんな嘘をつこうと、ひとりぼっちにさせようとしてきたんだ...」

まる「じゃあ...しるがいるのは...」

しる「言われる前に...ってことかな」

ちょっと悲しそうにいえば、凜空は簡単に落ちてしまう、チョロ過ぎて心配になっちゃう
あいつの言葉だって簡単に信じたもんね？

大丈夫、ずっと僕がいる、学校も彼の傷が癒えるまで、僕がずっっっと傍にいて完璧な僕のモノにしてあげるからね！

残った人らがなにかするかが心配だが...まぁ別に何を言われてもいい、だってそれが『今』の僕のポジションだから

凜空には『前』、彼らには『今』、ちゃんと分けなきゃね、凜空は僕が守るんだから...