第84話:ココロン☆ ページ36
スタンガン視点
えっと目の前のしるちゃんには俺と出会った記憶が無いなら俺のことを刺そうとしたりしたの覚えてないしるちゃんってこと？
あーもうわかんない！
そんなにっこりした顔怖いんだけど
スタン「いいよ、改めてよろしくしるちゃん」
しる「よろしくお願いします！スタンガンさん」
スタン「呼び捨てとかスタンちゃん呼びでいいよ」
しる「うん！スタンちゃん!!」
それよりも気になることがある
スタン「ねぇ、まるぐりちゃんは？」
しる「まる……ぐり……？」
スタン「あー緋月凜空のこと」
しる「えっと…睡眠薬使ってねむらせました」
ん？えっ？本当に記憶喪失？
しる「凜空が心配だけど学校に行きたかったし…だから寝かせとけば安心かなと…」
スタン「そ、そっかぁ…」
記憶喪失じゃなかったら「それはまるぐりちゃんを僕のものにするため！」とか言いそうだし
俺の質問に答えるはずないもんな
しる「あの、他の人は？」
スタン「わかんない…何の連絡も来てないし…休み扱いになってるはずだよ」
しる「そうなんだ」
スタン「どうかしたの？」
しる「クラス委員長と会いたかったなと」
りすちゃんに何かあったのかな？
聞こうとしたその時チャイムがなった
まぁもう一人来ただけマシか
ゲッ…数学かぁやばい…りするさんが居ないなんて今日の数学さっぱりになる！
りする視点
しゃけみーさんとの距離も縮まった
彼も体力がきついだろう
Aは途中で体力が限界だとかいってどこかで休んでいるはず
あともう一歩近づけば手を掴めるはず
しゃけみーさんの動きが止まった
りする「捕まえた！」
しゃけ「り、りするさん」
なぜ止まったのか不思議になり目の前の建物を見た
りする「けい……さ…つ…？」
なんで？ここになんの用事
りする「学校サボってまで警察に行くとかどうしたの？なんの用事？」
しゃけ「なんのって…自首するんだよ」
りす「えっ…」
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