第61話:氷琥 ページ13
しるばーな 視点
しる「何もなくない...？」
冷蔵庫の中をみてそうため息をついて、凜空が起きてないかだけ確認しに戻った
しる「凜空...？起きてる...？」
まる「ん...おきてぅ...」
ぐっ...ね、寝起きの凜空可愛すぎて死ぬかと思った...
まる「どうしたの？琉唯」
しる「昇天しそう...」
まる「琉唯！？」
あぁ、いかんいかんやばい、凜空を泣かせたらだめだ...あ、買い物すること伝えなきゃ！
しる「凜空、冷蔵庫みたらちょっとあれだったから..買い物行ってくるね？買ったらすぐに戻ってくるから...ね？」
優しく凜空に言うと、凜空はちょっと嫌そうだったが、「わかった...」とだけ言ってくれた
本当にすぐ買ったら帰ろう、可愛い
しる「ご、ごめんね...？本当はすぐ買っとけばよかったんだけど...凜空の傷のことがあったから..」
まる「...大丈夫だから、行ってきて？」
しる「うぅ...行ってきます..」
凜空に行ってこいって言われたら行くしかない...
僕は買い物の準備をして勝手に作ったこの家の鍵をしめて出ていった
凜空はあのハリネズミで遊んでるんだろうなぁ...可愛いかよ
まるぐり 視点
琉唯が出ていった、それは嬉しい...が、連絡手段のものは無い、電話をかけるしかない
まる「...すたんちゃん出てくれるかな...」
俺は自分のスマホを手に取り、すたんちゃんの連絡先やいろいろ消えていることを確認して少し悲しくなった
とりあえず話を聞いてもらうために電話をかけた...
まる「も、もしもし？すたんちゃん...？」
すたん『ま、まるぐりちゃん！？どうしたの？』
相手が何故か驚いてるが...まぁ、そうだろうな、友達の...友達？まぁいいや、が消えてたらびっくりするよな
まる「あのね、俺が刺されたのって犯人はりするさんかAのどっち？」
すたん『え...？何を言ってるの...？しるちゃんがやったんだよ？』
まる「しるはそんなことしない！しるは優しいもん!!」
すたん『で、でも...やったのは...』
まる「もういい、すたんちゃんもそういうんだね、俺を騙すためにそういってるんだよね？とにかくしるはやってないから...じゃあね」
と切った
もう、すたんちゃんに掛けることもないだろう、すたんちゃんなんか嫌いだ
すたんちゃんが言うには琉唯がやった、でも、琉唯は俺の傍に居て、治療をしてくれた
もう、琉唯を信じるしかないのか...
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
流石にすたんちゃん可哀想なので最後の希望として出してみたけど...うーん...
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