【歌い手】このクラスはちょっと異常です Ⅱ【しるぐりしゃけんがん】 (ページ11)

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第59話:氷琥ページ11

しるばーな視点

動いちゃダメだって言ったのに...なんで動くかなぁ

あ、そうだ！《どうせ他といるんでしょ？言っておいて？凜空は僕のもので凜空はりするさんかAがやったって思ってるから！》としゃけみーにそう送り、凜空をベットで寝かして寝顔を連写した

いや、だってしない？連写、僕はするよ??

あ、ハリネズミのぬいぐるみ、そばに置いてるのか～それで遊んでたりしてるのか～！可愛いなぁ！あ、一応ぬいぐるみにカメラつけてあるからいつでも見れるよ

凜空は僕のことちゃんと見てくれる、でも他の人は絶対に見てくれない、逆に引かれたりゴミを見るような目とかなんだろう...その、明らかに敵意とか...そこら辺、よくあった

僕は昔から器用でなんでもできた、曲作りとか、人が簡単にできないことをやってた
それで親には褒められてた、けどとある日にしゃけみーが引っ越してきたことで全部が崩れた
しゃけみーを我が子のように可愛がる親、僕が一生懸命なにかしても冷たい瞳を向けてきた

だから家出をした、そこであったのは自分より下の子供...まぁ僕も当時子供だったけどね、凜空に出会った
凜空にいろいろ話したりしたら「えらかったね」「いいこ」「すごいね！」とかいろいろ言われて嬉しかった

家に帰ったらしゃけみーが泣きついてきて親としゃけみーの親には.......そのあとは家から出られず、一日一食、地下で一日を過ごす、もちろん日の光なんてない、あるのは電気の光だけだった...僕は親に捨てられたと思った、親はしゃけみーの言うことを聞いてたから

過ごしているうちにどんどん死にたくなった
僕が生まれて来なければ...と考えた時に凜空の姿が頭に過った、あの子に次あったら一緒に居てくれる、その約束だけを生きる意味とした

いつの日か親が地下から出してくれた
しゃけみーがそこにいたから僕は恨むようなそんな目で睨みながら「お前のせいだ」と言った

親を取り、僕をこんなふうに壊したあいつを僕は一生許さない

しゃけみーは昔から大嫌い、一生好きになれない
だから...友達ごっこはやめる、凜空と2人だけでいいんだ、凜空は僕の生きる意味なんだから...

しる「...凜空と僕はずっと一緒だよ、離さないから...凜空は離れないでね...」

そんな泣きそうな声で言い、今は寝てる彼の頭を撫でた

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独白みたいになってしまった...しるの過去はこんな感じです～

一日一食とかもう辛いの極み...それ以上ですね...