【歌い手】養護施設のせんせいをやってまーす!!Part2 (ページ17)

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storyLXⅢ ページ17

貴方視点
貴方「そ、Souくん？どうしたの？」

Sou「怖いの！」

貴方「大丈夫だよ？Souくん…」

Sou「……ねぇ、せんせー…僕がここに来る前のこと聞いて欲しいの…」

貴方「私だけでいいの？」

Sou「Eveくんも…」

SouくんはEveくんととても仲がいいもんね？

Sou「先生の部屋で話したいから先に行って待ってる、Eveくん呼んできて」

貴方「わかった」

私はEveくんをよんだ

貴方「Souくんがお話したいことがあるって」

Eve「俺だけ？」

貴方「Eveくんと私にだけ話したいんだって、重要なことだと思うよ」

Eve「わかった」

私とEveくんでSouくんが待つ私の部屋に入った

Sou視点
2人が入ってきた

貴方「Souくん好きなタイミングで話して、私たちはSouくんの話している間は何も言わないから」

Sou「わかった！話すね」

僕は名前を知らない
お母さんとお父さんから貰った名前は知らない

言葉も教えて貰っていない
だから何も喋ることが出来ないし、話も理解できなかった

一日一食しか与えられない、でもお腹がすいてもなんて言えばいいかわからなかった

殴られたって、痛いという言葉すら分からない僕は何も言えなかった

暴言を吐かれ怒られても、ごめんなさいを知らない僕には謝ることも出来なかった

3歳になったばかりの頃
僕は家を出た

後先考えずした行動だったからここから逃げたって何があるかわからなかった

でも外に行けば、聞いたことないような言葉や音がいっぱいで泣き出しそうになった

人混みから抜けて体力のない僕は直ぐに公園のベンチに座って休憩をしていた

その時だった

？「大丈夫？」

声をかけてくれる人が現れた