事件94 ページ6
ジェル視点
朝目が覚めたが頭が上がらへん
金縛り？いや足も手も動くなんで？
莉犬「ジェルくん！朝だよ〜！」
ジェル「莉犬！助けて頭が上がらへんねん！」
莉犬「えっ！？」
莉犬が何とか支えてくれてやっと頭が上がった
ジェル「ゴメンな」
莉犬「いいよ、立てる？」
ベッドから立ち上がったがスっと力が抜けて床に座り込んでしまった
莉犬「ジェルくんは寝てていいよ俺朝ごはん持ってくるから！食欲はある？」
ジェル「うん、めっちゃある」
莉犬「わかった」
なんでこんなに体がだるいんやろ、昨日まで普通やったのに
数分後莉犬がきた
莉犬「ジェルくん！チョコマフィン持ってきたよ」
ジェル「チョコマフィン？」
莉犬「あんまり材料なかったみたいでころちゃんとEveさんが作ってたんだ」
ジェル「そっか！莉犬はみんなと食べてていいで…仕事もあるやろし俺に構わんでいいねんで」
莉犬「え…でも」
ジェル「いいから！ほらほら！」
俺は莉犬の背中を後ろから押した
莉犬「わ、わかったよ」
莉犬は出ていった
この方が楽や
迷惑はかけられへん
あの5人には昔迷惑かけちゃったし
俺って迷惑かけてばっかりやなぁ
その分5人にお礼しなあかんのに、全くやな
はぁ…もう1回寝よっかな
てか、Souくん大丈夫かな？天月さんのことで落ち込んでるみたいやしなぁ
Sou視点
僕だけが悲しいわけじゃないけど…
天月さん笑ってた、僕らを元から裏切るつもりだったからだろう
天月さんと過ごした日々僕はとっても楽しかったのに
よく話も聞いてくれて慰めてくれて
Sou「うぅ……」
センラ「Souくん？大丈夫？」
センラさんだ
その声になんだか安心した
センラ「Eveくんがずっと心配してんで」
部屋のドアの鍵を開けた
Sou「センラさん…」
センラ「あ、Souくん大丈夫？」
僕はセンラさんに抱きついた
Sou「うわぁぁぁぁぁん」
センラ「そ、Souくん！？」
驚いていたけど背中をさすってくれた
センラ「辛かったなぁ…Souくんはなんも悪くない……気づかんかった俺らも悪い、なんも聞かずにかってに天月くんをこの探偵団に入れちゃってんからそんなことなければこんなことにならんかったのにってめっちゃ悔しいで」
Sou「……」
センラ「その分見返したろうって！俺らが正しいこと示そうって思うんや！な？Souくん」
Sou「はい！僕も見返そうって、頑張ります！」
センラ「うん、いい返事やな！みんなのとこ行こか」
Sou「はい！」
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