事件118 ページ32
Eve視点
Souくん殺人鬼に助けられたって知ってからずっと泣いている
俺はベランダで星を見ていた
センラさんもこの星をどこかで見ているのだろうか
センラさんは探偵団のみんなの悩みや相談に乗ってくれて、励ましてくれた
だから殺人鬼だなんて言われてみんな驚いた
そして親しかった初期のメンバーはもっと傷ついた
Sou「Eveくん？」
Souくんが急に部屋に入ってきた
Eve「どうしたの？」
Sou「なかなか寝れなくて」
俺の横に来てSouくんも空を見た
Sou「Eveくんとよくこうして空見るよね」
Eve「そうだね」
Sou「昔ね？僕がここに来たばかりの時センラさんともよくこうして夜星を見ていた」
そうだったんだ
Sou「僕の話をよく聞いてくれててね？よく励ましてくれたんだ」
Eve「そっか…」
そんな優しい人が………ってなるよね
Sou「さっきリビングからうらたさんたちの声が聞こえてきて、luzくんと志麻さんがセンラさんを探しに行ってたみたいなんだ……」
Eve「取り戻したいって気持ちはみんな同じなんだよ……多分」
ころん「そうかな？」
ころんさんが入ってきた
Eve「ころんさん？」
Sou「どういうこと？」
ころん「元殺人鬼に戻ってきて欲しいなんて僕は嫌だね」
Sou「で、でも」
ころん「そんな簡単に帰ってきて信じられるわけないでしょ？僕らのこと長い間騙してたわけだし……帰ってくるなら……今までのこと全て含めて謝罪して欲しい……」
要するに帰ってきて欲しいけど、今までのこと謝罪してくれないと信用出来ないってことだね
それも誠意を持った謝罪じゃないと許さないと思う
Eve「そうですね」
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