事件115 ページ27
センラ視点
俺が黒神星羅だってバレた
何となくだけどうらたんとかも気づいてたんちゃうかな？
俺はあの後適当に歩いて一通りの少ない路地に来た
センラ「今日はここで野宿するしかないなぁ」
俺は地べたに座り込んだ
こんなところで寝るなんて何年ぶりだ…
いつも探偵団のふかふかのベッドで気持ちよく寝ていた
最初は寝床やら食事があるってことで入ったけれど
探偵としてやっていくうちにそれもいいなと思い罪償いも兼ねて働いていたのに
犯罪集団にバレてしまった
バレないと思っていたけれどそりゃ俺と同じ時期にたくさん殺人事件を起こしていた奴がいる
それにサイコパスは自分の起こした事件を誇りに思ったりするから新聞記事などの資料は残しているだろう
だったらバレるよな
センラ「はぁ……みんなどう思ってるんかな」
考えても出てくるのは裏切られて絶望しているみんなの顔だった
俺が裏切った
裏切りたかったわけじゃない
バレないなんて馬鹿な考えをしていた俺が悪いんだ
志麻視点
俺は深夜11時みんなが部屋で寝る準備をしていてリビングに誰もいない時間
物音を立てないように移動して外に出た
手には懐中電灯、カバンには財布とスマホ
俺が1歩踏み出した瞬間
「こんな時間にどこ行くん？」
志麻「えっ！？る、luzくん？」
luzくんがいた
志麻「ど、どうしたん？もう寝てたんじゃ」
luz「どうしたんはこっちのセリフや！センラくん探しに行くの？」
志麻「えっ？」
luz「志麻くんが夜無断で出かけるなんてそれくらいしかないやん」
luzくんにはバレバレか
luz「俺も手伝うから一緒に行こう！」
志麻「うん」
luzくんとセンラくんを探すことにした
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