15話 ページ17
A視点
組頭達に過去を話してから暫くが経ち日差しが強い真夏となった。
これまでで変わったことなど一切なかった。
普通に仕事をする毎日だ。
ただ、最近胸騒ぎがして仕方がない。
嫌な予感がしてしまう。想像したくないようなことが起きる気がする……いや、縁起でも無いことを考えるのはよそう。
何より根拠の無いことを考えるのは時間の無駄だ……仕事に集中しよう。
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だめだ、集中できない…………そうだ、鍛練でもしよう。
―鍛練のために山の中の川の近くまで来た―
A『この辺りで良いかな。』
ちょうど良い大きな岩の上で腕立て伏せや簡単なストレッチを行う。
長時間の書類作業だったせいか体が固い。
その後、数分程鍛練を行い長屋へ帰った。
長屋へ到着すると私の部屋の前に組頭がいる。
任務か何かかな?
A『組頭、如何しましたか?』
雑「次の任務のことを言いに来たんだ。長くなりそうだから先に汗とか流しておいで。終わったら私の部屋に来てね〜」
A『承知致しました。』
汗臭かったのかな?
雑「あぁ、別に汗臭い訳じゃないからね。Aが気にするかもしれないと思って。」
A『_!そう言うことでしたか、お気遣いありがとうございます。』
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作者名:わっしょい└(゚∀゚└)(┘゚∀゚)┘ | 作成日時:2022年5月12日 18時