私と君の物語 (ページ44)

今日:15 hit、昨日:13 hit、合計:49,398 hit

43 ページ44

JH「A、本当に今日何の日かわからない？」

可愛く盛られているいちごパフェが運ばれた時、ハニが私に聞いてきた。

……分からない。

そう答えると、わかりやすくしゅんとするハニ。

JH「あのね、」

そこまで言ったのに、んーとまた悩み始めるハニ。

JH「やっぱ、Aが思い出して欲しいなぁ…」
『でも……』
JH「じゃあヒント！俺に関すること！」
『ハニに関すること…？』

その時、私の電話が鳴った。

JH「でるの？」
『う、うん。…だめ？？』
JH「べつに……」

私が電話に出ようとするとあからさまに不機嫌になるハニ。

嫉妬してるのか…？？笑

カフェから出て、電話に出ると、相手はジュニだった。

『どうしたのー？』
JN「ヌナがちゃんとプレゼント買ったのかなーって思って！」

声からわかるほど楽しそうなジュニ。

……プレゼント、、

……今日は10月4日。

…あ！！！！ハニの誕生日！

JN「その反応は忘れてたね…？」
『うん、どうしよう…プレゼントなんて買ってない…』
JN「今ハニヒョンといるんだよね？」
『うん』
JN「なら、ちゃんと言ってあげて、デートの最後にヌナからキス……」
『何言って…』
「はい、もうおしまーい。ジュニならもう切るよ。」

ずいぶん長い間話してたのか、ハニが隣にいて、私の電話を取り上げてジュニに挨拶してから切る。

JH「俺のことほったらかしにして、、」
『ごめん。あと、誕生日、忘れててごめん。』
JH「ジュニ、教えちゃったのかぁ。」
『……お詫びに、食べ終わったらハニの行きたいところ行こう？』
JH「良いの！？行く！」

私、いつからハニに優しくなったんだろう。

……きっと、ハニのことを好きだとか言ってくるスジンのせいだ。