私と君の物語 (ページ43)

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JH「ここだよ」

あれから数10分、ハニに言われたままにただ着いて行った。

歩き続けると、ある場所で急に止まった。

『本当にここ？』
JH「うん、予約してる！」

ハニが止まった場所は、予約が取りにくいカフェ。

JH「Aはこうゆうカフェ、好きでしょ？」

どうして知ってるの、

こんな可愛いカフェが好きとか言えない。

ハニに冷たい態度を取ってるから、可愛いのを好きとは言えない。

なのに、なぜ、、

JH「ふふ、なんでって思ってる？？」
『うん、、』
JH「それはね、Aが大好きだから！」
『そんなことで分かるわけないでしょ…』
JH「まぁま、細かいことは気にせず！」

早くと言わんばかりに手を引かれ、お店の中に入る。

「いらっしゃいませ」

お店の方の挨拶に軽く頭を下げるハニ。

……なんか慣れてる感じで嫌だ｡

誰かと来たことあるの…？

見えないものに嫉妬なんかして、

私は、ハニが好きなんだろうか

そんなことを思ってしまうくらい、ハニのことしか頭にない。

JH「A？？嫌だった？？」

違う、嫌なんかじゃない。

『ううん』
JH「ほんと？なら良かった。Aはいちご好きだよね？」

そんなこと言ったことないのに、ハニはなんでも知ってる。

嬉しいのに、なんだかムズムズする。

なんで