私と君の物語 (ページ32)

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ジスはその日、帰って来なかった。

なんだか落ち着かなくて次の日は4:00に起きた。

誰も起きてないだろうな、、。

そう思いながらもリビングにお茶を飲みにいった。

冷蔵庫を開けてお茶を出したとき、

ｶﾞﾁｬ、

と玄関が空いた音がした。

ジス、かもしれない、、

そう思った私は玄関へ歩き始めていた。

ｶﾞﾁｬ、

JS「………A、、」

玄関への扉を開いた先にいたのは、

見てわかるほど疲れきっていて、

……目が赤かった。

…泣いた、の、？

『……おかえり。』
JS「うん、、早いね」

疲れきっているのにも関わらず、私に優しく笑顔で話してくるジス。

JS「クレープ、ごめん、ね」
『…別にいいよ。疲れてるでしょ？よく休みな、？』
JS「…A、、。」

もう立ってるのも辛そうなジスを見るのがイヤで、言葉を早口でたたみかけた。

それが怒っているように聞こえたみたいでジスが悲しそうな顔をする。

JS「A、話したいことが、ある。」
『その前に一回寝てきなよ。』
JS「今が、いいんだけど。。」
『………分かったよ。』

辛そうなジスを椅子に座らせて、お茶を入れてあげる。

何があったのかは、私は聞かない。

怖くて聞きたくない。

でも、今からきっとジスは私に言うんだろう。

JS「………あのね、俺には、大切な人がいるんだ。」

やっぱり、ね。