22【JS】 ページ22
俺には、大切な人がいる。
高校で初めて会った子。
その人は綺麗で、笑顔がすごく可愛かった。
一目惚れして、俺はアピールしまくった。
でも彼女は気づいてくれなかった。
いつしか彼女はあまり笑わなくなってしまった。
そして、学校に来なくなってしまった。
理由が知りたくていろんな人に聞いた。
けれどいくら聞いても
「病気」
という言葉だけしか返ってこなかった。
彼女のお母さんに病院を教えてもらってその病院へ訪れた。
そこには少ししか時間は経ってないのに変わり果てた彼女がいた。
俺を見つけた彼女は無理をした笑顔を見せた。
JS「どうして、教えてくれなかったの?」
「だって、ジスくん優しいから毎日お見舞い来そうだなって思って」
JS「俺、あんまり優しくないと思うけど。」
「そんなことないよ。ジスくんはすっごく優しいよ。」
JS「○○だから優しくしてるの。
俺、○○のこと、好きだもん」
「え?」
変わり果てた彼女を見ても、俺は彼女が好きだった。
サラッと告白してしまってすごく恥ずかしくなっていると、
「私も、ジスくん好き。本当に」
予想していなかった言葉が返ってきた。
JS「俺と、付き合って、くれる?」
「もちろん!
……でも、私この先いつこの部屋を出れるかわからないよ?」
JS「え、そんなに大変な病気なの?」
「うん、、それでも、いいの、?」
JS「うん。いつまででも支えたい。」
彼女は大学生になった今でも、病気に苦しんでいる。
俺は、彼女が大好きだ。
これは、ハニにしか伝えていない、お話。
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作者名:ナタデ | 作成日時:2020年12月27日 23時