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その次の日の部活終わり、
下駄箱に戻ると富永君がいた。
勇気を出して、喉から声を絞り出す。
「富永君…！」
「あ、Aちゃんか。
今帰り？」
「うん、あの、そうなんだけど
もし良かったら、一緒に帰らないかな、って…」
「あー、うん。
いいよ、帰ろ」
やった！やった！
このタイミングで出てきて良かった！！
思わず飛び跳ねそう。
二人で帰れるって、
なんかカップルみたい
なんて。
富永君は歩幅が広くって、
置いていかれそうだったけど、
私に気づいて、さりげなく歩くペースを遅くして、
そんなところが好きだなって
噛み締めながら一歩一歩踏み出した。
「富永君ってさ、」
「うん」
「彼女とかっていたりするの」
「うーん、
微妙かな」
「…その心は？」
「付き合ってはいるけど、って感じ」
「そっか」
嘘じゃないんだ。
やっぱり
胸が苦しい。
「でも、
Aちゃんみたいな子だったら
いいなー、って」
「え、何が、？」
「んー、いろいろ」
なんで濁すの。
どういう意味で”いい”の？
期待しちゃうよ。
いいの？
なんで今もちょっと
悲しそうな顔してるの。
今、誰が頭に浮かんでるの？
富永君の真意が、見えない。
・
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つんつん(プロフ) - ええ！すっごい嬉しいです！励みになります！とてもありがとうございます！！！ (2017年8月15日 23時) (
レス) id: f361be462a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゅ(プロフ) - まだ少ししか読んでないのにもうキュンキュンしてます笑 これからどうなるのか楽しみです！頑張ってください！！ (2017年8月6日 19時) (レス) id: 7b7a95e2f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つんつん | 作成日時：2017年8月6日 17時
