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富永君が言ったあれは
ただの気休めに過ぎなかった。
やっぱり私の不安は的中して、
LINEでも、直接でも話せない。
何しろ、席は両極端だし。
なんか、泣きそうだった。
毎日の楽しみがごっそり消えて、
授業中に見るだけ。
大体寝てる後ろ姿見るだけ。
ここまで来たら
最後の一手かあった。
無い頭で考えた、苦肉の策。
佐藤寛太君。
富永君とは中学が一緒で、
今もかなり仲が良さそう。
性格も優しそうで、聞いたら色々答えてくれそうだし、
彼と親密になれば、富永君ともどさくさに紛れて話せるはず…!
______かなりゲスい方法だったけど、
その時の私は、そうするしか無かった。
それ以外に望みが無かった。
必死だったのかもしれない。
でも、
これをきっかけに罪になるって程、
寛太にはとても失礼なことをした。
今世紀最大の後悔。
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つんつん(プロフ) - ええ!すっごい嬉しいです!励みになります!とてもありがとうございます!!! (2017年8月15日 23時) (レス) id: f361be462a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゅ(プロフ) - まだ少ししか読んでないのにもうキュンキュンしてます笑 これからどうなるのか楽しみです!頑張ってください!! (2017年8月6日 19時) (レス) id: 7b7a95e2f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年8月6日 17時