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あ、だめ


足の力が抜ける。






そう思って、意識を手放しかけた時、






「えっ、A!!」




その叫びとともに


寛太の体温に包まれた。






「ごめん、許して」




なんだろって思うと



ふわっと持ち上がる私の体。



あ、寛太にお姫様抱っこされてるのか。




「寛太、はずかし…」



「しょうがないでしょ、今だけ」



「みんな見てるよ」



「そうだね、トミーも見てるかも」



「うっ…」



「むしろ俺は見せつけたいけど」







時間が止まったみたい。



朦朧とする意識の中、



夢を見てるみたいだった。











心臓が鳴り止まない。


この距離だったら寛太にも聞こえてるはず。











おかしい、私はどうかしてる。


富永君が好きなはずなのに、


私は富永君が好きなのに、


どうして、


こいつなんかに


ドキドキして、苦しいんだろう。

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設定タグ:水溜りボンド , カンタ , トミー   
作品ジャンル:恋愛
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つんつん(プロフ) - ええ!すっごい嬉しいです!励みになります!とてもありがとうございます!!! (2017年8月15日 23時) (レス) id: f361be462a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゅ(プロフ) - まだ少ししか読んでないのにもうキュンキュンしてます笑 これからどうなるのか楽しみです!頑張ってください!! (2017年8月6日 19時) (レス) id: 7b7a95e2f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つんつん | 作成日時:2017年8月6日 17時

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