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お風呂から出てくると早々に、伊野尾が走って飛びついて来た
「ちょっと、おい」
濡れた髪の毛が伊野尾の顔にかかり、首にかけていたタオルで拭いてやる
その間も、伊野尾は俺を引っ張り寝室へ向かった
「早くしよ?」
最初から持っているテクなのか、誰かに教えてもらったテクなのか
首をコテンと傾けて、上目遣い
そんな伊野尾に俺もおさえられるわけがない
「んっ、...ンん、ぁん、」
「お前、そんなにしたいタイプだっけ?」
「ぅん、...か、くしてた、ッん、」
何度も何度も、キスをする
そっとベッドへ倒せば、伊野尾の髪はシーツに散らばる
それがなんとも言えない気持ちにさせるんだよな
「な、伊野尾」
「慧がいい」
「嫌だよ。恥ずかしい」
なんて言えば、頰を膨らませて顔を横へ向ける
ほんと、可愛いんだよな
絶対に本人には言わないけど
「顔、逸らすなよ。キスできないだろ?」
「別にいいもん、しなくて」
「なあ。伊野尾、拗ねんなよ」
ほんと、子供みたいで笑えてくる
「うるさい。早く続きしてよ」
「慧」
不意打ちを狙い言ったその言葉に、伊野尾は目を見開き口角をゆっくりと上げた
「んっ、キス...ばっか、...ンふ、」
「慧、キス好きだろ?」
「うん」
俺達の同棲は甘いものだから
Fin.
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tapico(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます!是非是非、書かせていただきたいと思います!亀更新な作者ですがよろしくお願いします! (2020年4月17日 12時) (レス) id: b7b5807be2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 小学生の大ちゃんと大学生のいのちゃんのヤリトリが好きです!また書いてほしいです! (2020年4月1日 23時) (レス) id: 4ae9612484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tapico | 作者ホームページ:http://id15.fm-p.jp/629/white0210/index.php
作成日時:2020年3月29日 12時