絡み、ほどけ、また絡む 【JUMP】

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...



「いいって？」



お酒が入っているからこそ、頭が回らず質問に質問で返してしまう

すると、光は顎で違うテーブルをさした



「あ、」



俺につられて見た裕翔が、俺より先に声を漏らす



「おーい。ちねーん」



妙に響く涼介の声が、店に響く


肩を揺さぶられる侑李は、テーブルに突っ伏して動かない


うわ。相当、飲んだな


そう思いながら、グラスをテーブルへ置けば立ち上がれば侑李の元へ向かった



「ゆーり？ゆーり、」



涼介に代わり肩を揺らしてやれば、案外すぐに目を覚ました

眠たそうな目でこちらを向く


こんな姿、久しぶりだな



「こーた...？」



甘えるような声

メンバーも聞いた事のないような声なのだろうか、驚いた顔をして俺達を見ていた


ゆっくりと体を起こした侑李は、俺に両手を突き出した


はいはい。おんぶな？



「こーた。はやく、」



「はいはい」



溜め息混じりに言ってやれば、背中を向けてやる

どっしりと軽いはずの体重なのに、俺自身も歳なのか少し腰に痛みを感じる


よっ。と声を上げて立ち上がれば、メンバーが心配そうに侑李を見ていた




「悪い、先にホテル帰ってるわ」



そう言い残した俺は、侑李をおぶりながら店を後にした

・→←◇こーた。＿＿Yb×Cn

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