絡み、ほどけ、また絡む 【JUMP】

◇こーた。＿＿Yb×Cn ページ26

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Yb side




「ちいちゃんって、やまとか大ちゃんには甘えるのに、薮くんには全然甘えてないよね？」



「嫌味か？裕翔」



「あ、ごめん」



メンバー全員で店を貸し切り、ある仕事の打ち上げをしていた



お酒もまわり、うるさくなってきた頃、裕翔が俺の隣に移動してきて、そんな事を言ってくる



おじさん。メンタルやられました...



なんてバカみたいに考え、渋い顔をしてやれば、裕翔は頰を赤く染めながら「ごめん！」と謝ってくる




「でもさ。結構、寂しいんだよなー」




おじさんの本音


グラスに入ったお酒をクルクルと回して、溜め息を吐けば背中をさすられた


これって、なに？

慰められてる感じ？



「な〜に、してんだよ〜。や〜ぶ」



「うわ。なんだよ、光」



珍しく、酔いに溺れて、顔を真っ赤にしていた光が裕翔と俺の間に入ってくる


てか、酒くせぇ



「あれ？お前、禁酒は？」



「今日はいいんだよ。ばーか」



ヒックと喉を鳴らせば、画にかいたような酔い姿

首に腕を回されたかと思えば、途端に光は真剣な顔をした



「知念、いいのか？」



コイツ、こえーな

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