絡み、ほどけ、また絡む 【JUMP】

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...




メンバーが全員がギョッとしたかと思えば、侑李が「いるよ。いる」と呟いた



「いる？」



そう思って振り返れば、そこには今話題になっていた光が立っていた


やってしまった...


ただ、ただ光は黙り込み俺を見ている



「どっから聞いてた？」



「バカ回答きた。の所」



あ。程よく聞いて欲しくないところは聞いているのね

なんて頭を整理する暇もなく、光の腕を掴めば楽屋から飛び出した



「いてーよ。薮」



「あ、悪い」



パチンと手を弾かれれば、すぐに振り返った


下を向いた光はどんな表情をしているのかは分からない
だけど、確かに良い表情ではないのは分かる



「光、さっきのはさ、...え、？」



一瞬の出来事

そう。一瞬の、頰へのキス



「ひ、かる」



「キス。昔、ジュニアの時に帰り道した...」



「あ、そうだっけ？」



「だから、これで...に、2回目な」



唇をを噛み、顔を歪めて言う光だけれど耳はバッチリ赤く染まっている


やばい。もし、許してもらえるならばここでめちゃくちゃにしたい


そんな気持ちと葛藤する



「お、俺は薮が好きだし、キスだってしたい」



目を逸らし言われるその言葉は、俺のハートを打ち抜いた



「光、もう一回して？今度は唇」



「っ！調子のんな！」



そう言って帰ってしまった光だけれど


今日も俺の恋人は可愛いです




Fin.

◇ギャップ＿＿Ar×In→←◇Second Kiss＿＿Yb×Hk

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