9ーそらるsideー ページ13
のえるはいじめられていた…？ってことか。
かっこよくて、リスナーとの距離が近くて、トラブルにあってもずっと強く振舞っていたのえる。
そんなのえるが今は俺に謝りながら泣きじゃくってる。
俺はあんまりのえると話す機会が少なくて、どちらかというとまふまふとつるんでるのがのえるだった。どんなときも笑顔で歌ったり、話したりしている印象だった。
だからか、床に座り込んで泣いてるのえるが小さく見えた。
「暖かくして欲しい…」
なんてのえるがいうから俺はほんとに焦って、柄にもなくおちゃらけて、のえるを抱きしめた。
本当はタクシーを見つけるまでのえるの家にいるはずが
のえるが落ち着くまで、なんなら泣き疲れて寝るまで傍にいようと思った。
いや、この子の事を独りにしちゃいけないと思った。
「すぅ…すぅ…」
『あれ…寝た？え？まふまふも？』
まふまふはのえるに引っ付いてすうすう寝息を立てている。
嘘でしょ…そらるさんもう眠いんだけど。
『おい、のえる？』
のえる…
いや、違うか。
『A、ベッドまで連れてくから、持ち上げるよ？』
のえる改めAはびくともしない。
『よし、じゃあまふまふ。Aから離れてくれ。運ぶから。』
おい、とまふまふを揺らす。
ま「んぅ…やだぁ…Aと寝る…」
ほんとにまふまふはAのこと好きだな。Aの傷にも本当は気づいてたのかもしれない。それで近くにいたのかな。
かといって物理的にキツイのでまふまふを剥がす。……剥がれない。
まじか。
『はぁ…A、まふまふのこと離すなよ。で、まふまふはAのこと離すな。そらるさんは知らないからな。』
俺は壁にぶつかりながらもAのベッドに2人を運んだ。
『はぁ…じゃあまふまふはしょうがないとして俺はソファでも借りて…』
「やだ…」
俺がリビングに戻ろうとするとAが俺の裾を掴む。Aが寝ぼけたようなとろんとした目で見てくる。
『ん、なに？A』
「やだ…みんなで寝る…リビング…人くる…」
『え？人くる？なんで。鍵しまってるでしょ？お客さん？』
「鍵…壊されちゃう…そらるさんが最初に何かされるのは…絶対に嫌だからここにいてください」
Aが寝ている自分の隣をポンポンする。
Aの責任感には頭が下がる。
でも。
『何かされそうになったら2人で守るからね。』
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優雨(プロフ) - ベゴニア全般の花言葉は「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」。 赤いベゴニアの花言葉は「公平」。 白いベゴニアの花言葉は「親切」。 ベゴニアの英語の花言葉は「beware（注意する、用心する）」だそうですよ。応援してます。これからも更新頑張ってください (2020年3月5日 21時) (
レス) id: 2bdead42a9 (このIDを非表示/違反報告)
CO2(プロフ) - りぃ＠天使様さん» コメントありがとうございます◎ぜひこれからも見ていただけると嬉しいです◎ (2019年10月16日 20時) (レス) id: 6b26be425e (このIDを非表示/違反報告)
CO2(プロフ) - ボカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ないです...。その不都合なんですが、こちらでは直してあるのですが...。今はどうでしょう？もし直ってなかったらまた教えていただけるとありがたいです！！ (2019年10月16日 20時) (レス) id: 6b26be425e (このIDを非表示/違反報告)
りぃ＠天使様(プロフ) - すっごいいい作品！ 頑張って！！ (2019年10月16日 19時) (レス) id: ab188d45cb (このIDを非表示/違反報告)
ボカ - 素晴らしい作品です！！（歌い手名)のところに、自分が設定した、名前が入っていないところがありました・・・でも、ほんとにいい作品です！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: d64dd6f51c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CO2 | 作成日時：2018年8月5日 2時
