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〜翔side〜
「そういや、さっきの続きだけどさ翔。
隣人の話は俺もあいつらに賛同する。
帰る前に相手のツラ見とかねぇと
いつまで経っても俺の心配が拭い切れねぇ」
「うぇっ！？まさか今から行く気！？
もう夜中だよ！？さすがに迷惑なんじゃ…」
「ばーか。こんな時間、大人にとっちゃ
夜中でもなんでもねぇよ。
俺が直々に、どんな奴らか見定めてやる」
「どっ、どっちにしろ、今日は平日なんだから
多分お仕事だよ！挨拶なら朝にしようよ…」
「明かりはついてんだから、片方は居なくても
もう1人はいんだろ。ほら行くぞ翔」
まじで、！？てか、その格好で行く気！？
額に冷えピタを貼りつけたまま
家に常備してあった出先用のスリッパを履いて
高熱があるとは到底思えない行動力で
颯爽と玄関を出て行った兄さんのあとを
慌てて追いかけると
・
「…んんっ！？
ちょっ、ちょっと、待ってったら！
俺、もう行かなきゃなんだけどっ！？」
「いいじゃんか、少しくらい。
昨夜もお預けだったんだからよぉ….
俺が汐留まで送ってってやっから」
「免許も無いくせに何言ってんのっ！！
こっ、こんな外なのにやめてよっ…
誰かに見られたらどうすんの！？」
「ほぉ、なら中ならいいんか？」
「もうっ！！いい加減にしてよ兄さん！！」
「んふふ。ネクタイ曲がってるよ？しょーくん」
「誰のせいだと思ってんの…！？…って…」
素顔が知れないお隣さんの正体を突き止めるべく
殴り込み(？)に行ったさとにぃの後を追って
目にした光景______
「「…え？」」
頬を紅潮させて、乱れたスーツを直しながら
足元に落とした荷物に慌てふためき
ダークブラウンの髪を揺らす男性がひとり。
片や、その男性のワイシャツに手をかけて
厭らしく微笑みながら彼の首を掴んでる
部屋着に身を包んだ男性がひとり______
「…うそでしょ？」
それは、まるで時空を歪ませた互いの鏡像を
反転なしで見せつけられてるかのような
久方の2組の再会だった
・
______そして、数日後
「…ねぇ。これは一体どういうこと？」
慌ただしい、天気の良い早朝
右隣の部屋から揃いも揃って出て来た
寝癖を爆発させた見慣れた3つの顔によって
『まぁあの家に、数日戻れなくても
別に俺らは困らないけどね』
先日の意味深な和にぃの言葉の真相が
解明されるのであった。
fin
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星羅*(プロフ) - きよさん» きよさん、お久しぶりです！ようやく仲直り出来ましたね〜！いやぁ、道のりは長かった！(笑)何だかんだ仲良し兄弟でこれからも上手くやっていって欲しいものですな♪いつもコメントありがとうございます！＾＾ (2020年5月28日 22時) (
レス) id: 537f8dab87 (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - 星羅さん、更新ありがとうございます。しょうちゃん、潤くんと仲直りできて良かったです。反抗期？もこれで 終わりですかね。いつまでも仲良し兄弟でいてほしいです。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2019年5月5日 21時
