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〜智side〜
『ふふ。いいから智くん窓際座りな？』
脳内に蘇る、忌々しい事故の回想。
そうだ…あの時は確か____
『んふふ。ありがと翔くん。』
俺が…っ、窓際に座って……？
そこから、途切れている自分の記憶を
振り絞る様に辿っていくと微かに感じたのは
______さとしくん…ｯ！！！
力強く引かれた腕の温もりと
一瞬で宙を舞った 自分の…身体
そして
気付けば見えなくなっていた
一番大切な人の声と気配________
その瞬間に俺は
やっと、解ったんだ
『大野さんっ！？大野さんっ
どうされましたかっ！？』
焦る医師の声が遠くで聞こえる
"貴方は運良く1番被害が少ない位置に
倒れていたのでね。"
あの時の…救急隊員の言葉の真相
翔くんは
俺を庇って、身代わりになったんだ
自分に一番被害が及ぶように
窓ガラスの破片が飛び散り易い位置で
眠っていた俺を突き飛ばして。
・
智「なんで…っ、
あんなことしたんだよ…っ！」
ぽたぽたと、翔くんの青白い手の甲に
落ちていく雫。
ただ、ただ自分が許せなくて憎くて
仕方がなかった。
俺があん時、呑気に寝てなければ
翔くんからのSOSに気付いていれば
翔くんが昏睡状態になるまで大怪我を
しないで済んだかもしれないのに…
ほんとは、搬送される前に何らかのサインを
瓦礫の下で送っていたんじゃないか。
薄れゆく意識の中、何度も何度も俺の名前を
呼んでたんじゃないか。
考えれば、考える程…自分への憎悪の材料が
ことごとく浮かんでくる。
智「っ、ごめん…っ…ごめんな翔くん…っ」
細くなってしまった腕を抱き締めて
俺はその場で泣き崩れた。
その時。
(え_______？)
腕が一瞬ピクっと反応した。
涙も一瞬で引っ込んで、バッと顔をあげると
ひんやりと感じた微かな手の感触に
俺は自分の目を疑った。
「…泣かないでよ、兄さん」
俺を優しげに見詰める"いつもの"瞳。
待ち焦がれた…俺の大好きな大好きな目。
ゆっくりと頬を撫でられる指の感触に_____
「…え"…？」
俺は暫く、動けなかった。
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daygiow - すみません、前にリクエストした悪ノ娘は王女が翔さん、召し使いが智さんでお願いしますm(__)m (2018年5月13日 14時) (
レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - 星羅*さん» 了解です！楽しみです(^q^) (2018年5月13日 14時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - daygiowさん» daygiowさん、お久しぶりです♪今回は初の試みでした！お気に召して頂けて嬉しいです！了解です！次回のお話が終われば以前頂いたリクエスト、悪ノ娘パロディを書かせて頂きますね！いつも有難う御座います( ；∀；) (2018年5月13日 14時) (レス) id: 5f21451705 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - すみません、翔ちゃんが嵐さんになついてです。すみませんm(__)m (2018年5月13日 13時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
daygiow - こんにちは！かわいい舞賀家をありがとうございます(^q^) 私も翔さん受けが大好物で・・・・・！リクエスト失礼します！ 嵐さんのコンサートへ行って嵐さんになついて智にいがショック受ける話お願いしますm(__)m (2018年5月13日 13時) (レス) id: 132e498f86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年4月4日 15時
