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「っつーか最初から4人席座ってるじゃん!ほんと素直じゃないよな、お前!」


僕の許可なくガンガン座ってくる。


その様子を見て盛大に笑うマスター。

「蛍くんのお友達かな?こう見ると蛍くんも高校生だね」

「このお店誰にも知られなくなかったのに」


「みんなは何にする?」

「俺月島と一緒のにする!」

「え、じゃぁ俺も!」

「僕もツッキーと一緒で!」



「気持ち悪いデス」


「「べんきょーを!教えろください!!」」

「わかったからさ…」

「「おぉ?!?!」」


「金輪際僕のプライベートを邪魔しないでね?」

月島が初めて見せた笑顔はとても可愛らしく

不覚にもイケメンだなと思えるのに

相反するドス黒い雰囲気に圧倒された。


そんな俺たちには「はい、すみませんでした」以外の選択肢を選ぶことは到底できなかった。

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作者名:葉月 | 作成日時:2020年2月19日 20時

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