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4話 ページ5

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へらっと笑い私がそう言うと、学長は頭を抱えた。


ナンパってこういうのに使うのが合理的だと思うんだけど。



夜蛾「伊地知を呼べば良かっただろ」


『あっ、彼まだ生きてるんですね』


五条「は?」


『五条にこき使われて過労死してるんじゃないかって不安だったんで。生きてるなら良かったです』



随分と突飛的なことを言った泡瀬に、五条も夜蛾も口を引き攣っている。










『とりあえず報告させてください』


夜蛾「あぁ、入れ」


五条「じゃあ僕も」


『ダメって言ったよね?大人しく骨でも咥えて待ってなさい』


五条「僕犬じゃないからね」





学長がいるからかさっきのピリッとした空気は私たちの間には流れていなかった。



別に無理をして微笑ましくやってるわけではない。



"そういう空気感"は学生の時から変わらなかった。




______




夜蛾「海外任務はどうだった」


『良かったか悪かったかで言えば良かったですね』


夜蛾「ならいい。でもお前なあ、出ていく時に五条と家入に何も伝えてなかったのはいただけないぞ」




そう、私は1年間の間海外任務へ行っていた。


それも五条と硝子には一切伝えずに。


恐らく五条がさっき怒っていたのもこのことだろう。逆に分からないわけがないのに、何故あんなにも問い詰めるのかが理解できない。




『硝子はともかく、五条に言ったら行かせてもらえなかったでしょう?』


夜蛾「当たり前だろ。時期も時期だったんだ」





時期も時期。確かに彼らの元から離れるには最適から1番離れた時期だったかもしれない。


1年前、私たちの同期が命を失った日。


五条が親友の命を自ら奪った日。


私の想い人が、いなくなった日。






夜蛾「お前は五条に優しくないな」




ガラの悪いサングラスをした先生のその目は、どんな目をしているのかさっぱり分からない。


呆れているだろうか、はたまた睨んでいるだろうか。




『先生、私は』






五条に優しくなんて出来ません、そう言おうとした時、微かに五条の呪力を感じた。


あいつ、ドアの向こうで聞いてやがる。


私は小さな短刀を取り出し、ドアに向かって投げた。




夜蛾「おい!!」




先生の怒鳴り声と共に、扉の向こうからは「うわっ」と彼の声が聞こえる。




『よし、これ以上野暮なことを話してもあれなので。
任務報告させてください』





それからは海外での呪霊の活動や力の強さ、また海外で見た術式などを報告した。

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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時

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