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24話 ページ25

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虎杖「えっ、先生は宿儺にも勝つよって言ってたんだけど」


『見栄はってるだけでしょ?確かにあいつは最強だけど、最強だって絶対に負けないことなんてないのよ』


虎杖「そっかあ。先生も負けちゃうのか」


『ま、それは宿儺にも同じことが言える。だからどっちが勝つかなんてその時にならないと分からないんじゃないかな』


虎杖「じゃあAさんも五条先生に勝つかもしれないってことだな!」




あぁ、眩しい。彼の純粋な笑顔を見てしまった私は、目を伏せて「そうだね」と言うしか無かった。


なぜこんな太陽のような子が秘匿死刑という結末を迎えなければならないのだろう。


いつものこの世界はそうだ。明るいヤツばっかりいなくなって行く。あの後輩だって、目を瞑りたくなるほど眩しいやつだったのに。




虎杖「伏黒達、俺いなくなって悲しんでた?」


『そう言えば、そんな素振りは見せてなかったわね』


虎杖「はっ!?悲しくねえってこと!?」


『そんなわけないでしょ。私は君らに会ったのは2回だけだけど、最初に会った時より目の奥が燃えてた。何より強くなろうって意思が伝わってきた。』


虎杖「強く、なる」


『そう。詳しくは知らないけど、少なくとも君を守れなかった罪悪感と後悔から来てる部分もあるんじゃないかな』


虎杖「そっか…」


『だから悠仁も強くならないとね、誰よりも』


虎杖「おう!!」








やはりこの子達を見ていると、自分自身が情けなくなった。仲間が亡くなったという点ではこの子達と私らは変わらないのに。




そんな時私は逃げた。ひたすら逃げた。




でもこの子達はひたすら前を向いている。それが当たり前かのように前を向いている。









『羨ましい、』


虎杖「ん?なんか言った?」


『なんでもないよ。映画見ようか』









羨ましい、なんて。それすらも情けない。



この世界の中で物理的な強さなんてただの副産物だ。本当に必要なのは精神力である。



いくら強くても、心が弱くては何にも立ち向かえない。





prrrr____





『ごめん、電話』




隣で可愛くない人形を抱えながら映画を見ている悠仁に断りを入れてから電話に出る。それにしても、電話がなっても呪力を安定に保つことが出来ている。飲み込み早いな。




『もしもし、泡瀬です』


夜蛾「"俺だ。お前のところに五条がいないか?"」


『え?さっき学長のところに伊地知の車で行きましたけど。いないんですか?』






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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時

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