いい加減にしろ！！２

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『てか、潤くんが心配してたってなんの事？』

小栗｢お前には関係ないよ｣

『関係ないことはないでしょ』

小栗｢がきんちょは知らなくていいの｣

『がきんちょじゃないし』

小栗｢それより、潤からなら他にもっとすげえ話聞いたけど｣

『ん？』

小栗｢号泣したって｣

『は！？ちょっ、えっ』

ムロ｢分かりやすく慌てるねえ｣

菅田｢なに、泣いたん？｣

吉沢｢なんで？｣

『潤くんは口の軽さだけは一級品だね』

小栗｢それで？｣

『それでって言われても』

小栗｢なんで泣いたの｣

『まあ、いろいろ？』

小栗｢ふーん｣

『………』

菅田｢教えてくれないん？｣

『そんなぽろぽろと自分のこと語るほど軽い女じゃないんです』

ムロ｢へー？｣

『ムロさんその顔やめて』

吉沢｢てか、もうこんな時間ですね｣

『嘘っ…やば』

小栗｢明日休みじゃないの？｣

『いや、ちょっと入り時間が遅いだけ』

小栗｢なるほどね｣

ムロ｢んじゃそろそろお開きにしますか｣













『タクシー使う人ー？』

菅田｢俺とお亮使う、中村さんと二郎さん送っていくよ｣

『2人は？』

小栗｢俺とムロさんはちょっと2軒目を｣

『えー、飲みすぎないでよ？』

小栗｢へいへい｣

『んじゃ、また飲もうね』

小栗｢お前は何で帰んの？｣

『私は歩き』

菅田｢いや、あほか｣

『え？』

ムロ｢お嬢さん1人は危ないんじゃないの？｣

『お嬢さんっていう歳でもないので、大丈夫』

小栗｢俺がニノに怒られるんだけど｣

『そこまで過保護じゃないから、彼氏でもあるまいし』

吉沢｢マジで大丈夫？｣

『新人女優並に心配されてんね、大丈夫だよ』

小栗｢んじゃ、一応着いたら連絡して｣

『はいはい』
















そう言って、1人で歩いているが怖いとかは何一つなく、危機感もさらさらない。

眼鏡もしてるし、帽子も被ってるしそもそも私ってバレないだろう。




都内のビルには、たくさんの広告やCMが流れていてそこにはたまーに私が映るものの、殆どは見覚えのあるお兄様方の顔。

やっぱ嵐ってすごいなあ、とかなり他人事のように感じている。




すごい人が後ろ盾になっているのでは、とか

やはり日頃の言動には気をつけよう、とか

そもそも共演していいのか、とか



あの日以来、考えることは少なくなったが0になったわけでもない。号泣して、おにいに助けてと言って、だから私の中で消化しました、とはいかないわけで、



まあゆっくりと消化しては溜めての繰り返しかな。

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