いい加減にしろ！！

されど先輩 ページ10

今日はとてつもなく仕事に行きたくない

何故かって。それはとても単純である



《年上が得意ではない》



これを言うとそんなことないでしょ？って言われるまあ確かに、そんなことないかもしれない。


では厳密に言おう、しつこいおじさんたちが苦手だ。苦手というより、好かれやすい。んでうざい。


私に、おにいのような歳上を転がす術は持っていない。


話を戻して、私がこれから行くのは某六つ子の収録
言いたいことは分かるでしょう。











『おはようございます』

中村｢あれあれ？元気がないんじゃないの？｣

『いつもこんなんですって』

福山｢いやあ、椎名はもっと元気があった方が可愛いよ、はいやり直し｣

『2回目なんですけど、そんで疲れました』

中村｢こいつは先輩の言うことを聞けないらしい｣

福山｢だめだな、だめだこりゃ｣

『誰か助けて』

小野｢なに、Aちゃんいじめられてんの｣

『小野さぁん！！助けてください』

小野｢頑張れ｣

『小野さぁん……』



小野さんは、頑張れ〜と手を振ってどっか行った。こんな美少女残していくなんてどうかしてると思う。





中村｢んだよお前つれねえな｣



とか言って図々しく肩を組んでくる。ほぼ首締められてるし。子分かなんかだと思っているんだろうか。



『もう何でもしますからとりあえず解放してください』

中村｢言ったなお前｣

『焼きそばパン買ってこいのレベルならしてあげますよ』

福山｢なんのレベルだよ｣

中村｢じゃあ今日飲み行こ｣

『えっ…』

福山｢いいなあ、飲み行くか｣

『えっ…』

中村｢何でもすんだろ？今日空けとけ｣

『え〜〜』

福山｢返事は？｣

『…はい』

福山｢よーし！今日もがんばるかー！｣


私はすでに頑張ってます。









_


『って事になったんだけど、私1人じゃあのおじさん達扱えないから自由くんも行かない？』

入野｢え、やだ。絶対行かない｣


一か八かで自由くんを誘ってみるも、返事は予想通り


『そう言わずにさ、私たちの仲じゃん？』

入野｢…｣

『子役時代から一緒に頑張ってきたじゃん。そんでAちゃんが辛い時は、僕が何でもしてあげるよ！って言ってたじゃん？』

入野｢それは言ってない｣

『冷たいね、なんかしたっけ』

入野｢…この前の俺の誘い断ったじゃん？だから今日は行かない｣

『拗ねてんの？まじ？？あの日はしょうがないよだって先約が良平さんだもん』

入野｢ちょっとはフォローしろよ、もう絶対行かない｣

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