７話 ページ8
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まあなんたかんだ話はまとまり、私は嫌々だが雄英の生徒として潜入することになった。そして何故か今、イレイザーヘッドが私を見送るため門まで一緒に歩いている。
『(……気まづい)』
さっきまで悪態をつきあっていた相手と沈黙の中歩く道はとても長く感じた。これ、今思ったけどあの態度を上に報告されたら私の生命の危機なのでは？
頭の中でぐるぐると考え込んでいると、それを遮るかのように隣の彼が話しかけてきた。
相澤｢お前、なんで公安にいるんだ｣
『は？』
相澤｢お前みたいなガキが公安で働いてるなんて異例だ｣
要するに、なんでそんな歳であんな場所にいるんだって話ね。人には興味無さそうなのに意外だな。あ、それとも気を使われてる？今更？
『さあ？物心ついた時にはあそこに居るのが当たり前でした』
相澤｢話したくないかもしれないが、両親は？｣
『死んでます、5年前に』
相澤｢……そうか｣
なんとなく分かっていたのか、彼はそこまで大きな反応を見せることは無かった。ここで話を終わらすのはそれはそれでまた気まづいことになるので私は勝手に言葉を紡ぐ。
『両親も公安だったんですよ、2人ともね。それで一緒に仲良く任務で逝っちゃいました。可愛い可愛い娘を置いて』
相澤｢だとしても、お前が公安で働くのとでは話が繋がらない｣
『ん〜、強いて言うなら私の意志です。別に私を置いていった両親を憎んでなんかいないし、逆に誇りにさえ思っていたので。まあ８０％は今の上司の推薦ですけど』
上司とは、とにかく私を振り回してくれる眠田さんのことだ。恐らく彼の推薦で無ければこの話は蹴っていた。
相澤｢いつから働いている｣
『2年前です』
相澤｢中学生じゃねえか｣
『まあ、働かないにしろ個性訓練は受けていたので。今じゃエースみたいなもんだし？私自身も嫌ではないし』
相澤｢変わってるな、お前｣
『公安の連中は皆変わってますよ、そんな人達じゃないとやってられないんです。私がいい例だ』
そんなこんな中身のあるような無いような話をしていると、いつの間にか初めに来た場所まで着いていた。
『では、細かいことは後日文書で』
相澤｢一つだけ｣
『また説教ですか？口の悪さを直すのは善処しますって』
相澤｢違う｣
包帯だらけの彼の目はあまり見えないはずなのに、どこか全てを見透かされているような視線と圧を感じた。
『…なん、ですか』
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坊ちゃん団子 - ひながきさん» もちろんですぅ！糸野かっこいーですね！！ (2023年1月8日 20時) (
レス) @page27 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 坊ちゃん団子さん» ありがとうございます！のろま更新ですが待っていただけると嬉しいです！ (2023年1月7日 17時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
坊ちゃん団子 - 大好きです！！応援してます！ (2023年1月6日 8時) (レス) id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 推しの財布さん» 夢主っぽくない夢主ですが、今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁ！ありがとうございます！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2022年11月14日 18時
