４話 ページ5
相澤side
ヴィランによる襲撃を受けた雄英高校は、公安の配属員による護衛を依頼することになった。俺自身も軽傷とは言えない傷を負ったが、今日はその公安の人との顔合わせのため校長室で彼らを待っている。
公安の人間だと言うのだから、メガネにカッチリスーツを来た男性を想像していた。
『失礼しまーす』
だがどうだろう、入ってきたのはワイシャツにすらっとしたズボン、ここまではいい。ワイシャツの上にはグレーのパーカー、そしてチャラついたピアスに綺麗に巻かれた黒髪。
果たしてこいつが本当に公安の人間なのか。俺には反抗期のガキにしか見えなかった。
＿＿＿
『話を戻しましょう。今回あなた方は雄英高校の生徒の安全を危惧したため、我々に協力の依頼をしたと』
校長｢その通りさ｣
校長が肯定すると、目の前にいるそいつは唸りながら、ゴキゴキと鳴る首を回した。次に目を一度瞑り、再度ゆっくりと瞼を開いた。
相澤｢ッ、…！｣
校長｢……！！｣
目が会った瞬間、今、自分が受けているのは殺気だと瞬時に理解した。先程の巫山戯た雰囲気はどこへ行ったのか。いや、元々この殺気を隠していただけなのか。
『雄英高校の護衛…聞いた時から違和感しか無かったんですよ』
校長｢違和感とはなんだね？｣
校長は若干怯んでいるが、流石のメンタルで彼女に質問する。彼女は首を傾けながら目を細めた。
『雄英高校とは何のためにある場所でしょうか。そうです、ヒーローの卵を育てるためです。そんな彼らに護衛などといった甘やかしを施す教育者とは如何なものか』
恐らく彼女とはかなり歳が離れているだろう。だが、それを感じさせないほどの圧が彼女にはあった。
『What do you think？』
相澤｢何が言いたい｣
『今後の未来を支えるであろう卵達が守られる。そんな弱っちいヒーローを生むために雄英は動いているのかって聞いてるんです』
相澤｢校長、こいつじゃ話になりません｣
校長｢いいや、話を聞こうじゃないか。君は何が言いたい｣
『我々に依頼した理由、本当は他にありますよね？』
それは確信をついた声だった。絶対的自信と過信からくるものだと長年の教育からすぐに分かった。こいつはまだガキだ、でも頭はいい。これが公安のエースか。
相澤｢本当の理由とはなんだ｣
『あれ、言っちゃっていいんですか？』
相澤｢実際にそんなものがあるのならな｣
『強気ですね、ミイラさん』
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坊ちゃん団子 - ひながきさん» もちろんですぅ！糸野かっこいーですね！！ (2023年1月8日 20時) (
レス) @page27 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 坊ちゃん団子さん» ありがとうございます！のろま更新ですが待っていただけると嬉しいです！ (2023年1月7日 17時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
坊ちゃん団子 - 大好きです！！応援してます！ (2023年1月6日 8時) (レス) id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 推しの財布さん» 夢主っぽくない夢主ですが、今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁ！ありがとうございます！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2022年11月14日 18時
