２５話 ページ26
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『それと、これは私の個人的な見解なんですが』
眠田｢言ってみなさい？｣
『緑谷出久の個性と、オールマイトの個性。私には………まるで同じ個性のように思えます』
体育祭前に任務の件が決まっていた糸野は、体育祭の護衛の際に任務対象となる生徒達を観客席から見ていた。
そこで見た緑谷出久の個性。決定的では無いけれど、彼が使うあの力は、オールマイトものにしか見えなかったのだ。
眠田｢非現実的な話だね。だが、調べてみる価値は十分ある。彼と接触した時かな、盗聴器か何かを付けたのだろう？制服を洗濯する可能性は低い……数日は情報を抜き取れるんじゃないかな｣
『まるで見ていたかのような口ぶりじゃないですか』
眠田｢君のやり方が分かりやすいだけさ｣
『ッ……悪かったですね、分かりやすくて！』
バンっと眠田のデスクを叩いた糸野は貰った資料を手にして自分のデスクに戻っていった。
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｢おいおい、今日もバチバチだなあ｣
｢あれだろ？雄英高校の件｣
｢俺らより5個も下だってのによく働くよ。休めって言っても休まねえんだよあいつ｣
｢まあ会長からの指名だからな｣
｢にしても、今日は眠田さんもピリピリしてるから刺激するのはちょお〜っとやめてほしいけどな｣
なんて、糸野らの会話をひそかに聞いていた同僚たちがひそひそと話し出す。
彼らにとって糸野の存在は絶妙なものだ。自分らが公安に入る前から組織に属していて、訓練も受けている。そんな彼女は当時中学生だった。
それからというもの、高校生になった糸野は公安に本格的に所属し瞬く間にエースとなった。
中学生から共に過ごしてきた糸野に対して、光の当たらない場所で対等に働いているというこの現状は、公安のメンバーが未だにしっかりと受け入れられない状況でもあるのだ。
｢頼れって……言ってんだけどな｣
｢ま、裏で支えてやるしかないだろ｣
｢だな｣
なんて会話を交わしている彼らの後ろをガタイのいい男が通り過ぎる。そいつは真っ直ぐ眠田の前まで向かっていった。
沢村｢眠田さん、例の組織が動き出しました。少々厄介なようで潰すなら今夜かと｣
眠田｢うん。……今夜中に潰そうか、これ以上暴れられては困るからね。糸野、司令塔として出てくれ｣
『前線で出れますけど』
眠田｢君は今別件を抱えている。負傷されたら困るんだよ｣
『……了解です』
それに糸野は分かりやすく納得していない返事をした。
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坊ちゃん団子 - ひながきさん» もちろんですぅ！糸野かっこいーですね！！ (2023年1月8日 20時) (
レス) @page27 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 坊ちゃん団子さん» ありがとうございます！のろま更新ですが待っていただけると嬉しいです！ (2023年1月7日 17時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
坊ちゃん団子 - 大好きです！！応援してます！ (2023年1月6日 8時) (レス) id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 推しの財布さん» 夢主っぽくない夢主ですが、今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁ！ありがとうございます！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2022年11月14日 18時
