２２話 ページ23
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沢村｢では、突然申し訳ないです｣
相澤｢いえ｣
沢村｢今後とも、糸野のサポート宜しくお願いしますね｣
相澤｢はい、全力を尽くします｣
沢村｢アイツは少々荒々しい部分がありますので、どうか大目に見てやってください｣
相澤｢ええ、承知の上です｣
若干胡散臭い男は、最後に俺に握手を促してから雄英高校を出ていった。
さすが公安といったところか。笑顔を絶やさず時には情けない声色を出すこともあったが、一度も隙を見せることは無かった。
沢村が雄英高校まで来た2つの訳とはこうだ。
１つ目、基本的に糸野の捜査方法に口を出さないこと。違法である個性使用、捜査方法も上から許可が下りてるため、雄英教師陣に口を出す権利は無い。
２つ目、公安が受け持っている事案で大きな動きが見られた場合、こちらがどのような状況でも糸野は公安へ戻ることを許可すること。
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校長｢それは確実に牽制だね！｣
相澤｢ええ、私もそうとしか思えません｣
沢村という男が来なくとも、糸野が自分で説明すれば済む話ばかりだった。
それをわざわざ公安の他の人間がこちらに出向いて話をするというのだから、牽制で間違いないだろう。
相澤｢それにしても、テロ組織への潜入、おまけに色仕掛けが得意分野と来た。本当にアイツが派遣捜査員で大丈夫だったんですか？｣
校長｢うーん。彼女の実力は確かだ、現にここへ来る前に大きなテロ組織を一夜で彼女の指示の元破滅に追い込んだそうだよ｣
相澤｢我々も破滅されるのでは｣
校長｢ハハッ、それは困るのさ！｣
パッとしない校長に、相澤は今日何度目かのため息をついた。
そもそも極秘機関である公安委員会がどんな任務を行っているかなんて到底分からない。情報が一つも回ってこないのだ。
それもそう、公安とはそういう組織なのである。
そんな場所にいる１８歳、糸野Aという人物は今までどんな経験をしてきたのか。不覚にも相澤は彼女に興味を抱いていた。
校長｢そうだ｣
相澤｢？｣
校長｢今日公安から来たのいうのは、眠田という人かな｣
相澤｢いえ、沢村という男です｣
校長｢…ふむ、そうかい｣
相澤｢何か？｣
校長｢いいや？なんでもないのさ！｣
ここで追求したところではぐらかされるのが目に見えている。確実に何かありげな校長を横目に、相澤は職員室を後にした。
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坊ちゃん団子 - ひながきさん» もちろんですぅ！糸野かっこいーですね！！ (2023年1月8日 20時) (
レス) @page27 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 坊ちゃん団子さん» ありがとうございます！のろま更新ですが待っていただけると嬉しいです！ (2023年1月7日 17時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
坊ちゃん団子 - 大好きです！！応援してます！ (2023年1月6日 8時) (レス) id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 推しの財布さん» 夢主っぽくない夢主ですが、今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁ！ありがとうございます！ (2022年11月29日 19時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2022年11月14日 18時
