いい加減にしろ！！６

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菊池｢男っすか｣




電話を終え、席に着くなりこれだ。何真面目な顔して年上女性の電話相手を聞こうとしてるんだお前。







『男ですけど、ただの先輩ね』

菊池｢絶対嘘じゃん｣

『なんであんたはいつもそうなるかな』

菊池｢だってこんな可愛い人に彼氏がいないわけなくない？｣

『褒められてんの？貶されてんの？』

菊池｢ホントはいるっしょ、彼氏｣

『いてもあんたにだけは絶対に言わない』

菊池｢なんでっすか！｣

『週刊誌に情報提供する知人Ａより口軽いもん』





マジで私関連で週刊誌に情報横流しにしてるの絶対こいつだって私は勝手に疑ってる。てか冗談抜きであれ誰だよ。












菊池｢俺は姉さんの恋愛相談相手のポジション狙ってます｣

『間に合ってます』

菊池｢じゃあ俺を追加してください｣

『やだよ。何が悲しくてお前なんかに相談しなきゃならんのだ』

菊池｢姉さんの彼氏見たいもん｣






何が、もん…だ。

顔を机に突っ伏してこちらを見上げる顔はいつにも増してイラっときた。














『そういうのはね、信用できる関係でするもんなの』






ふにふにとした彼のほっぺを指でつっつきながら諭す。






菊池｢それじゃあまるで姉さんが俺の事信用してないみたいな言い方じゃないですか｣

『その通りだわばーか』

菊池｢俺はめちゃくちゃ信用してます｣

『嘘つけ』





私がそう言うと、マジです！と言いながら私の指を掴む。それもすごい力で。





『痛い痛い！分かったから…！』

菊池｢あ、すんません｣

『あのねえ、信用はしてないけど信頼はしてるから』

菊池｢何が違うんすか｣

『あんた頭良いんでしょ？だったら自分で考えろ自分で』

菊池｢姉さん小さいっすよ｣

『お前マジで』







ギロっと睨むと、｢怖くないっすよ｣とヘラヘラして笑うもんだからまたイラッとくる。


まあこういう所が接しやすいんだなと思うと、これまたまんまとこいつの策略にハマった気がしてしまって悔しくなるのが最近の日常。



















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あーーーー、すみません。更新頻度が恐らく今以上にガタンと落ちると思います。

もうほんと、ガタンと。

ただこのまま放置することは絶対にないので｢あ、上がったやんけ｣くらいの気持ちで待っていただけると嬉しいです。







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