いい加減にしろ！！６

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(放送後)





安元｢まじで知らなかったの？｣

『これガチですからね。ギリギリで事務所から伝えられてその次の日に鈴さんと現場であったらニヤニヤしてました』




本当にあの時の顔は忘れられない。先輩じゃなかったら確実に殴ってた。




森久保｢なんで断ってたの？｣

『私のキャラが保てない気がしたので』

森久保｢保つキャラ無いだろ｣

『あるでしょたくさん。夢を壊したくないんです』

森久保｢それとっくに壊れてるよ｣

安元｢安心しろもう暴れても誰も驚かねぇ｣





この二人なんでこんなに辛辣なんだろう。





永田｢先輩〜！あとで写真撮りましょ〜｣

『はいよー、ちょっと待ってね〜！』

安元｢お前年下にモテるよな｣

『ナメられてるだけなのでは』

森久保｢その自覚はあるのな｣

『はい、一応』




先輩達と駄弁っていると、何やらキョロキョロしているアホそうなやつ発見。あ、目が合いました。




榎木｢お前こらツラ貸せ｣

『久しぶり』

榎木｢いや一昨日会ったから｣

『で、何？』

榎木｢フル無視すんなよ。つか、で？じゃねえから。流石に論外とか言うの酷くない？｣

『わたし素直なんよ』

榎木｢そんで反論もさせてくれないでトーク進めたのはもっとムカついた｣

『うん。だろうなと思ったからわざとやった』

榎木｢お前いい性格してんな｣

『あんたも負けてないよ』









鈴村｢Aーー！｣







『はい！』

鈴村｢ちょっと確認事項！｣

『はーい！』




鈴さんに呼ばれ、少し駆け足で向かう。




『なんでしょう』

鈴村｢これ、この資料だけギリギリだったから今渡すわ｣

『ありがとうございます』

鈴村｢どう？やる気出てきた？｣

『そりゃ先輩の舞台なんでやる気はありますよ』

鈴村｢……なんでお前って裏になると良い奴なん？｣

『裏とかやめてください、笑』

鈴村｢てか、ペア……正解やろ｣

『マジでありがたいです。よく私とあいつ仲良いって知ってましたね』

鈴村｢マネちゃんから聞いたんですよ｣

『流石ですね』

鈴村｢ガチで言うと孝宏も入れようか悩んでた｣

『うわ！いて欲しかった！』

鈴村｢お前孝宏おったらボケまくるやん｣

『そっちの方が気が楽です、笑』

鈴村｢ま、よろしくな本番｣

『任せてください』

鈴村｢いやあ、頼りになるわぁ〜｣

『いやあ、他人事すぎるわ〜』





永田｢先輩〜〜！！｣

『はいはい！』



なんだ私、今日はモテモテだなあと呑気に思いながら崇人の元へ向かう。

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