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『ど、どうしたの？』
二宮｢どうだった？今日｣
おにいは私に視線すら向けず問いかけてきた。
『どうだったって。楽しかったけど』
二宮｢ふーん｣
『は？何よ』
二宮｢いーや？聞いてみただけだよ｣
『何なの？酔いすぎなんじゃない？意味わかんないことばっかり言ってさ』
二宮｢もう酔いなんざ覚めてるっつーの｣
『はーん、どうだか』
二宮｢俺はかなり楽しかったね｣
『へ』
二宮｢だってお前と同じ舞台で同じ景色見れるなんて思ってなかったからさ｣
おにいはソファの背もたれにもたれかかり天井を仰いだ。
二宮｢思ってたより楽しかったな｣
そう言った顔はいつになく清々しいものであった。
『それ、私のセリフだよ』
二宮｢んだよ、決めつけは良くねえだろ。俺らだってめちゃくちゃ楽しかったよ｣
『謙虚だよね、嵐って。だから売れるのかな』
二宮｢お前も十分謙虚だよ｣
『じゃあもっと売れてもいいはずね』
二宮｢餓鬼が生意気言ってんじゃねーよ｣
『褒めるのか貶すのかどっちかにして』
珍しくおにいが素直だから、これは私も素直になれという合図なのかと勝手に解釈した。
私は一息ついて、目を瞑って言った。
『やっぱり、先輩達も憧れではあるけど』
二宮｢ん？｣
『私の一番の憧れは』
二宮｢？？｣
目を開けばおにいは私の言葉を待つようにこちらを向いていた。
『おにい達だね』
二宮｢はっ、言ってくれんじゃん。素直すぎて逆に気持ちわりぃな、お前｣
『そこはありがとうでしょ？おにいはもっと素直になった方がいいと思うよ』
二宮｢そんじゃ、追いつかれないよーに頑張りますよ｣
『本当にそう思ってんならもっと感情込めて言って。
それでもアカデミー俳優なの？』
二宮｢へいへい、うるせえ奴だな｣
『おにい！』
二宮｢ん？｣
『今日はありがとう！』
二宮｢ふ、最高のおにいちゃんだろ？？｣
いつもの私なら、調子に乗るなとか言うんだろうな。
でも、今日の私は素直なんだよ。
きっとこんなこと言ったらびっくりした顔をして、
また、気持ちわりぃって言うんでしょ。
『最高のおにいちゃんだね！！』
二宮｢！！…はっ、気持ちわりぃ笑｣
to be continued
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ひながき(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！公開いたしました！！今後ともよろしくお願いします！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいています！声優さん方の絡みが毎回面白くて好きです！是非四章も読みたいと思っているのですが、パスワードが必要との事ですので、差し支えなければパスワードを教えてもらってもよろしいでしょうか？応援してます！ (2022年1月4日 15時) (レス) @page50 id: afc7ca5521 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - レイさん» 毎章コメントありがとうございます!!もう私からしたらマブですね。続編も読んでいただけると嬉しいです！ (2021年12月29日 15時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 遂に三章目、､､､終わってしまった。。。。今シーズン(？)も面白かったです！え？シーズン４？待たねえ奴いる？いねぇよなぁ！！右の星連打して、楽しみにしてまぁす！！！！（） (2021年12月29日 9時) (レス) @page50 id: c204bce294 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - sakubasho3104さん» いいですねそれ！笑 コメントありがとうございます！書いてみます！ (2021年12月7日 19時) (レス) @page29 id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2021年11月17日 23時
