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実はさ、そういった壮馬は何かを言おうとして口を閉じたり開けたりの繰り返し。言うか迷ってるんだろうけど、金魚みたいで面白い。
でも流石に見るに耐えなくなってつっこんだ。
『もう！言いたくないなら言わなくてもいいけどさその微妙な感じ出すのやめてよ。気になるわ』
斉藤｢あ〜、じゃあ言う｣
『はいどうぞ』
斉藤｢江口さんが、見たんだって｣
『何を』
斉藤｢先輩がイケメンとBARに入ってくところ｣
_ "イケメンとBAR" _
その単語だけ聞いて、私の頭に浮かんだのはただ1人、あの先輩だ、私の初恋の人だ。響也先輩と飲みに行くところを見て、彼氏かなんかだと思ったのだろう。
『彼氏じゃないよ、その人』
大体を察した私は慌てて否定するわけでもなく、コーヒーを飲んでから落ち着いて話した。
斉藤｢えっ、違うの？｣
『何？彼氏であってほしかったの？』
斉藤｢いや、そういうわけじゃないけど｣
じゃあ誰なの、と聞いてくるもんだから初恋の人です！なんて言える訳もなく、浅い情報を話す。
『高校の先輩だよ、結構前に再会したの』
斉藤｢俳優さん？｣
『いや？普通に音響関係のスタッフやってるよ』
斉藤｢俺一度も会ったことないんだけど｣
『顔知らないんだから当たり前でしょ。てか、江口先輩がそれ見たんでしょ？なんで直接聞きに来てくれないわけ？』
斉藤｢本当に彼氏だった場合にどういう反応すればいいか分からないらしい｣
『何言ってんのあの人』
斉藤｢さあ？｣
聞きたいことはそれだったのか、さっきまでの真剣な顔は幻だったかのように今は普段の様子になっている。
『え、あのさ』
斉藤｢ん？｣
『それだけ？』
斉藤｢うん、それだけ｣
『まさかその事聞きたくて今日誘ったとかないよね？』
斉藤｢んなわけないでしょ笑
そんなくだらないことだけで先輩の休日奪わないよ｣
江口先輩が気になっていたことをくだらないと言った彼は、同時に私のプライベートもくだらないと言っていることに気づいているだろうか。
『じゃあなんで誘ったの？』
斉藤｢俺も先輩と話したいじゃん｣
『ん？話してるじゃない。普通に』
斉藤｢そういうことじゃなくて２人でってのは無かったでしょ？だからだよ｣
『可愛いとこあるね』
斉藤｢それは男が言うセリフです｣
『ごもっともです』
斉藤｢先輩は男の方が向いてると思う｣
『無神経だなお前こら』
なんだかんだ楽しかったです、えへ
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ひながき(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！公開いたしました！！今後ともよろしくお願いします！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいています！声優さん方の絡みが毎回面白くて好きです！是非四章も読みたいと思っているのですが、パスワードが必要との事ですので、差し支えなければパスワードを教えてもらってもよろしいでしょうか？応援してます！ (2022年1月4日 15時) (レス) @page50 id: afc7ca5521 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - レイさん» 毎章コメントありがとうございます!!もう私からしたらマブですね。続編も読んでいただけると嬉しいです！ (2021年12月29日 15時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 遂に三章目、､､､終わってしまった。。。。今シーズン(？)も面白かったです！え？シーズン４？待たねえ奴いる？いねぇよなぁ！！右の星連打して、楽しみにしてまぁす！！！！（） (2021年12月29日 9時) (レス) @page50 id: c204bce294 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - sakubasho3104さん» いいですねそれ！笑 コメントありがとうございます！書いてみます！ (2021年12月7日 19時) (レス) @page29 id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2021年11月17日 23時
