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『置いてかれるっていう感情はありましたけど、焦ってはないです。どうせ私の場合空回りするでしょうし』
福山｢よく分かってんじゃん｣
『そこはフォローしてください』
中村｢なんで置いてかれんの？｣
『はい？』
中村先輩は別に自分が変なことを聞いているような素振りは見せず、淡々と質問してきた。
中村｢だから、なんで置いてかれると思ったわけ？｣
『それは、皆さんがどんどん吸収してる時に私は何もせずほぼ1ヶ月はベットの上だったので…』
中村｢何何？お前は入院する前は俺らと横並びしてたと思ってたのか？｣
『あ、いや、そういう烏滸がましい感じじゃなくて』
中村｢あ？｣
福山｢なんでお前は変なところで謙遜するかなあ｣
『へ？』
中村｢俺はお前が焦るよりもっと前から焦ってるけど？｣
『？？』
中村｢いつかの飲み会で神谷さんが話してただろ。俺らもお前が成長してて焦ってるって｣
『あぁ、梶さんたちとたまたま会って飲んだ時…？』
福山｢そうそう｣
中村｢仮に俺らが前にいたとしても、置いてかれることなんてないだろ。どーせお前は、死に物狂いで追いついて来るんだから｣
普段、表情筋があまり働いていない中村先輩の笑顔は慣れないもので、私は固まってしまった。
福山｢なんだその面、ぶさいくだぞ｣
『なっ！ぶさいくじゃないです！』
中村｢そこだけ反応すんな、俺の素晴らしい慰めの言葉はフル無視かよ｣
『いや、意外と響きました』
中村｢意外とは余計だ｣
『あ〜、もういいや』
福山｢ん？｣
『飲みましょう、とことん飲まれてやりましょう』
中村｢あらら？明日ははやいんじゃなかった？｣
『遅れたら中村先輩も連帯責任なんで』
中村｢それはやめて｣
『どうやら先輩方の奢りのようですし、とりあえずワイン飲みます』
福山｢ねぇよ、ここには｣
『あ、じゃあBARにでも行きましょう。そうだ、この前響也先輩に連れてってもらったお洒落なBARがあります』
｢｢響也……先輩……？｣｣
『あ、如月先輩…』
遅いか…遅いよな
だってこんな楽しそうな顔してるし。
福山｢さてさて、今日は楽しくなりそうだな｣
中村｢色々聞きたいこともありますし？｣
福山｢とことん飲まれるんだったよな。んで、飲んで酔って隠してること全部吐け｣
『嫌だ物騒』
中村｢俺らも下の名前呼ばれたことないのに？｣
『良平さんは呼んでますよ』
中村｢俺らの話してんだよばか｣
『中村先輩は中村先輩です』
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ひながき(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！公開いたしました！！今後ともよろしくお願いします！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいています！声優さん方の絡みが毎回面白くて好きです！是非四章も読みたいと思っているのですが、パスワードが必要との事ですので、差し支えなければパスワードを教えてもらってもよろしいでしょうか？応援してます！ (2022年1月4日 15時) (レス) @page50 id: afc7ca5521 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - レイさん» 毎章コメントありがとうございます!!もう私からしたらマブですね。続編も読んでいただけると嬉しいです！ (2021年12月29日 15時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 遂に三章目、､､､終わってしまった。。。。今シーズン(？)も面白かったです！え？シーズン４？待たねえ奴いる？いねぇよなぁ！！右の星連打して、楽しみにしてまぁす！！！！（） (2021年12月29日 9時) (レス) @page50 id: c204bce294 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - sakubasho3104さん» いいですねそれ！笑 コメントありがとうございます！書いてみます！ (2021年12月7日 19時) (レス) @page29 id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひながき | 作成日時：2021年11月17日 23時
