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私の想いは一方通行だった。
私が幸せだと思っていた時間は、隼人にとって苦痛でしかなかった。
柊「そんなに大切だと思うものなら、人はそう簡単に手放したりしない。」
『っ、これ以上どうしろって言うの？』
柊「これ以上？笑わせるなよ。お前は、そう言えるほど何もしてないだろ。」
『…え？』
柊「全てを受け止める覚悟を持って、甲斐に、全力で、ぶつかっていったのか？」
『それは、』
柊「今まで知らなかった分これから知っていく。力になれるよう努力する。弱い心を強くして、身体と身体でぶつかって全てを受け止めてみせる。そう言ってたのは嘘だったのか？」
私が一番傷付く理由。その全ては隼人だったんだ。
隼人が抱えているものを何一つ知らなかった。そして自分が如何に無知で無力だったかを思い知らされた。
悔しさと悲しさで涙が出てきて止まらない。
何が正解だったのか、もう全然分かんない。
『嘘じゃない。嘘じゃないけど…、だって隼人が何も言ってくれなきゃ分からない、っ！どんなものを抱えてて、何に苦しんでたのか、そんなの分かんないよ。それに、何より隼人が私のことを頼ろうとなんて思ってないから、もう好きでもなんでもないから終わりにしたんじゃない。』
柊「隼人が隼人がって。自分は何にも悪くない。話してくれなかった甲斐が、終わりにしようと言ったあいつが、本当に全部悪いのか？…今のお前は、たとえ甲斐が全てを打ち明けたとしてもそれを無駄にする力しかないただの、悲劇のヒロインだ。」
『…っ、そんな言い方！』
柊「俺はお前のことを少し買被ってたみたいだな。」
『先生に、何が分かるのっ、！？私達の、何が分かるっていうの…。』
柊「A。本当は、甲斐がずっと何かを抱えてたことに、気付いてたんじゃないのか？だけど綺麗なところしか見ず、そういう奥深くに眠る闇の部分には触れてしまわぬように、踏み込んでしまわないようにしてただけなんじゃないのか？」
そう。本当は気付いていた。
ダンスの話になると隼人の顔が曇る。だから辞めた理由も深くは聞かなかった。
会いたいと思っても隼人は遊びに行く時間なんて全然作らず、バイトを詰め込んでいたこと。
自分も受験生だという焦燥感から、会える時間がなくても仕方ないんだと勝手に納得して、隼人の負担にならないように見て見ぬ振りをしいた。
隼人に嫌われるのが怖かった。
ただ毎日隣にいられればそれでいいんだって、そう思ってた。
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cocoa(プロフ) - 彩華さん» 彩華さん、ありがとうございます！楽しみですよね〜♪始まる前に4話完結させますね！ (2019年2月3日 14時) (
レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 毎回めっちゃキュンキュンします〜！明日のドラマも楽しみですねヽ(｡>▽<｡)ﾉ (2019年2月3日 2時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - Nanam0704さん» Nanam0704さん、ありがとうございます！これからも頑張りますので、末永く応援宜しくお願い致します！ (2019年2月1日 11時) (レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
Nanam0704(プロフ) - 初めまして！ いつも楽しみに見ています！！これからも応援してるので頑張ってください☆ (2019年1月31日 23時) (レス) id: e7b72ba5d5 (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - 彩華さん» 彩華さん、ありがとうございます！とても嬉しいです！！これからも宜しくお願いします＊ (2019年1月31日 22時) (レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa | 作成日時：2019年1月28日 14時
