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これからどうしていけばいいんだろう。
隼人にどういうことか聞くことも、今の私には出来ない。
そうやって悶々としていると、さっきまで前にいた茅野ちゃんが、後ろ側のドアから小走りでこっちに向かってきた。
また励まそうとしてくれるのかと身構えたけど、茅野ちゃんが向かったのは隼人のところだった。
茅「あの、…その節は、澪奈を助けてくれてありがとうございました！」
隼「は？」
茅「前に澪奈が拐われそうになってたところを助けてくれたんでしょ？澪奈があなたのこと、恩人だって。」
隼「だったらなんだよ。」
茅「そんなあなたが澪奈の事を陥れるような動画を撮らせたなんて思えないし、何か事情があったんじゃないかって。」
隼「そんなもんねえよ。」
隼人が澪奈を助けたって、恩人ってどういうことなんだろう。
そんな話、私は知らなかった。
どうして茅野ちゃんは知ってるのに私は知らないの？
私って、隼人のなんだったの？
そんな黒い感情が、沸々と湧き出てくる。
そしてそう思いながら、ロッカーから降りて教室から出て行こうとする隼人の後ろ姿を横目で見つめた。
茅「私で良ければ相談乗るし、力になれる事があれば協力するから！Aちゃんだって、」
隼「何言ってんだよ、お前！…何も知らねえくせに、首突っ込んでくんじゃねえよ。」
茅「だったら話してよ！何も知らないからみんなどうする事も出来ないし…。話してくれればきっと分かる事もあると思うから。」
名前が出された途端、隼人はそれ以上言わせまいと言わんばかりに茅野ちゃんの言葉を遮った。
結局隼人は、戻ることなく教室を出て行った。
湧き出てくる黒い感情は止まることを知らない。
閉ざされた隼人の心を開こうする彼女の言葉は、今の私にとって屈辱でしかなかった。
唯「あーあ。甲斐の奴、こじらせちゃったよ。」
茅「…え？」
愛「これで甲斐が黙り決め込んでこの中から10人死んだら、あんたのせいだからね？」
唯「てかさー、あんた甲斐のこと好きなの？Aと別れた途端急にこれかよ。なに、Aへの当て付け？甲斐を手に入れるチャンスだとか思っちゃってるわけ？」
茅「私はそんなつもりじゃ…。」
『っ、！』
もう耐えられなかった。
茅野ちゃんが何も悪くないのは分かってる。
それなのに、心のどこかで彼女を妬み、拒絶する自分がいる。
これ以上同じ場所にいたらその感情が表に出てしまいそうで、私は教室を飛び出した。
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cocoa(プロフ) - 彩華さん» 彩華さん、ありがとうございます！楽しみですよね〜♪始まる前に4話完結させますね！ (2019年2月3日 14時) (
レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 毎回めっちゃキュンキュンします〜！明日のドラマも楽しみですねヽ(｡>▽<｡)ﾉ (2019年2月3日 2時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - Nanam0704さん» Nanam0704さん、ありがとうございます！これからも頑張りますので、末永く応援宜しくお願い致します！ (2019年2月1日 11時) (レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
Nanam0704(プロフ) - 初めまして！ いつも楽しみに見ています！！これからも応援してるので頑張ってください☆ (2019年1月31日 23時) (レス) id: e7b72ba5d5 (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - 彩華さん» 彩華さん、ありがとうございます！とても嬉しいです！！これからも宜しくお願いします＊ (2019年1月31日 22時) (レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa | 作成日時：2019年1月28日 14時
