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＿＿＿＿＿ 3月4日
誰かの話し声で目が覚めた。
顔を上げると教室には朝日が射し込み、徐々に机を戻し始めるクラスメイトもいる。
左側に感じる温もりにそちらを見ると、私はいつの間にか隼人に寄りかかってしまっていたようで、思わずパッと離れた。
『ごめん、』
隼「…いや。」
掛けていてくれたブレザーを渡すけど、目が合わないことで昨日のことが現実だったと思い知らされる。
もう私達は、恋人同士でもなんでもない。
唯「Aおはよ。あのさあ、」
『おはよう。ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね。』
自分の机を戻した時、唯月から声を掛けられた。
情けないけど今はまともに話せる自信がなくて、逃げるようにして教室を出た。
茅「あの、Aちゃん！」
『…茅野ちゃん、どうしたの？』
茅「えっと、その…。大丈夫？」
『なにが？』
茅「昨日の夜、甲斐くんと話してるのが、聞こえて。」
精一杯平然を装って返事をしたのに、どうやら茅野ちゃんには、私達のことが知られてしまっているようだった。
『そう、なんだ。もしかして香帆も？』
茅「あ、ううん。他のみんなは誰も起きてなかったから、聞こえてないと思う。」
『そっか。』
茅「あの、きっと甲斐くんも何か考えがあってあんな事、」
『茅野ちゃんに何が分かるの？』
茅「それは…。」
『っ、ごめん。私は大丈夫だから。…ありがと。』
溢れ出してしまいそうな涙を堪えながら、トイレに駆け込んだ。
励まそうとしてくれたのに、素直にそれを受け止められず、私は茅野ちゃんの優しさを踏み躙ってしまった。
ここからはちゃんと普通にしてないと。
トイレを出る時そう自分に言い聞かせて、教室に戻った。
『唯月、お待たせ、』
唯「ねえ、フェイク動画のことになってからやけに大人しいけど、なんか知ってんの？」
隼「…。」
柊「おはよー！はい、起立。今日も、俺の授業を始める。」
教室に入って唯月に声を掛けたと同時に、唯月は隼人にそう詰め寄っていった。
だけど隼人は何も言わず、すぐに先生が来てその答えを聞くことは出来なかった。
柊「さあさ、今日も張り切って課題を熟してもらおうか。みんな心の準備はいいか？まずは、里見の証言を思い出してみよう。」
海斗は、誰かに動画を撮るよう唆され、そしてその動画を加工し、香帆の鞄に入れた人物は別にいる。
それが昨日分かった新たな事実だった。
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cocoa(プロフ) - 彩華さん» 彩華さん、ありがとうございます！楽しみですよね〜♪始まる前に4話完結させますね！ (2019年2月3日 14時) (
レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 毎回めっちゃキュンキュンします〜！明日のドラマも楽しみですねヽ(｡>▽<｡)ﾉ (2019年2月3日 2時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - Nanam0704さん» Nanam0704さん、ありがとうございます！これからも頑張りますので、末永く応援宜しくお願い致します！ (2019年2月1日 11時) (レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
Nanam0704(プロフ) - 初めまして！ いつも楽しみに見ています！！これからも応援してるので頑張ってください☆ (2019年1月31日 23時) (レス) id: e7b72ba5d5 (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - 彩華さん» 彩華さん、ありがとうございます！とても嬉しいです！！これからも宜しくお願いします＊ (2019年1月31日 22時) (レス) id: eb2fd422b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa | 作成日時：2019年1月28日 14時
