翔太くんの短編集ー！ 4

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涼太side

当然ロケは中断。

急いで翔太の所に行く。走りながらみんなが何が起こったのか聞いてくるから説明した。


康二とラウールが走り回ってるから、最初は笑ってみながら、「危ないよ、」とか言ってたんだけど、だんだん追いかけっこが激しくなってきた。

メンバーにもぶつかりそうになってるから、

翔「ちょ！マジで！危ないから！」

って言ってたのに2人には聞こえてなかったみたい…

そして、ラウールの体が阿部と佐久間に思いっきりぶつかって、2人が落ちそうになったその時…

翔「危なっ！」

翔太が2人を落ちないように押したのはいいんだけど、その反動で翔太が落ちてしまった…

その話をすると、

亮「翔太、俺らを守ってくれたのか…一瞬で気が付かなかった…」

大「申し訳ないな…俺らがちゃんと周りを見れてなかったから…」

照「阿部と佐久間は悪くない。誰が悪かったか、分かるよな？」

康・ラ「ごめんなさい…」

照「お前ら、ふざけんな！！！翔太にもしもの事があったらどうすんだよ！こういう所で走り回ったら何が起きちゃうかくらい、考えろ！」

照がキレた。でも、みんな今回は完全に2人が悪いから、宥めることなんて出来ない。きっとみんな心の中では怒っているからね。


しばらくして翔太の所に着いた。

「翔太！！！」

翔「涼太…」

「良かった、変なところ打ってない？」

翔「足…」

亮「うわ！足ヤバい色してる…」

涼「病院行こう！どっち足痛い？」

翔「わかんない…どっちも？」

翔太は起き上がっているだけでも辛いのか、俺の方に倒れ込んできた。

「おっと、大丈夫？病院行こうね、」

照におぶってもらったけど、ちょっとした振動でも痛いみたい…

亮「これ、骨折じゃないかな…」

大「俺もそんな感じする…」

俺らが話してる中、康二とラウールは目に涙を浮かべながら俯いて歩いている。後でしっかりお説教しないと。

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