いかないで《Hikaru.I》 (ページ47)

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☆公式発表2 ページ47

ｺﾝｺﾝ

滝沢「はーい」

『失礼します。』

滝沢「お、どうしたの。みんな揃って。」

『今日は僕から報告があって。』

滝沢「うん、どしたの。」

『実は、昨日婚約しまして。』

滝沢「、、、、婚約？」

『はい。一般の方と。』

滝沢「今のこの時期にか、、、」

『すいません。』

滝沢「で？どうすんの？」

『今日にでも公式発表できたらと思いまして。』

滝沢「そうか…他のメンバーの様子見てると公式発表についての了承は得てるんだな？」

辰哉「はい。俺達はマスコミに流されるよりも先に公式発表した方がいいと思ってるので。」

滝沢「絶対に批判も受けるし離れていく人たちもいるぞ。それに時期も時期だ。覚悟はできてるんだな。」

《はい。》

滝沢「よし。じゃあ行こうか。」

そう言って滝沢くんは立ち上がった。

《ありがとうございます。》

メンバーみんなで頭を下げる。

滝沢くんのいた部屋を出てアーティストメッセージの撮影に行く。

辰哉「よかったな。」

そう言って俺の背中を叩いてくる。

『おう。ありがとな。みんな。』

翔太「ほんっと、羨ましいなあ。」

亮平「お前は彼女作ることから始めろ。」

翔太「ぐははっ！そうだな。」

蓮「もう、翔太くん笑い方。」

康二「もう直らんねんもんな！」

翔太「そうそう。直んねえんだよ。」

大介「だから彼女できないんじゃね？」

翔太「うっせぇわ！」

涼太「翔太がうるさいよ。」

翔太「あ、ごめん涼太。」

滝沢「おい、早く。」

《あ、すいませんっ！》

無事ビデオを撮り終わって公式発表も済ませた。

『みんなほんとにありがとう。』

辰哉「なんだよ改まって。」

翔太「そんなん言わなくても照の気持ちぐらいわかってるよ。」

『そうだな。』

康二「Aちゃん、今日は照兄の家で待ってるん？」

『いや、1人で家の荷物まとめに行ってる。』

辰哉「もう仕事終わったし、手伝いに行ってやったら？」

『いやでもまだ楽屋の片付けとか色々、、』

康二「そんなん翔太くんに任せといたらええねん！な！翔太くん？」

翔太「は？俺そんな事言ってない。」

康二「てことで照兄！大丈夫やから！」

『うん、大丈夫そうじゃないけどな。』

涼太「行ってやれ。Aちゃん無理して重い荷物運んでたりしそうじゃん。」

『そうだな。みんなありがとう。お疲れ様！』

《お疲れ様～》

Aを驚かせたくて連絡せずにAの家まで行った。