いかないで《Hikaru.I》 (ページ40)

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プロポーズページ40

『「乾杯！」』

一緒に作ったご馳走とお酒が入ったグラスを持って2人だけのささやかなパーティーは幕を開けた。

『いつもありがとう。』

A「こちらこそ。」

今日は付き合って半年の記念日。

長いようで短かったなぁ。

2人で旅行に行ったり

メンバーの皆とご飯に行ったり

お互いの両親に挨拶に行ったり

2人で色んな事をしてきた。

でも、楽しければ楽しいほど、後からどうしようもない悲しみに襲われる。

好きになればなるほど辛くなる。

でも照といる時だけはあの事を考えないようにしてる。

照は私の変化にすぐ気付くから、照の事不安にさせちゃダメだから。

『色んなことあったね～』

そう言いながら2人で写真を見る。

『見てこれ、俺すんごい顔してる。』

A「ほんとだ！何この顔。」

『お化け屋敷怖かったんだよ。』

A「だって私より怖がってたもんね。」

『だって怖かったもん。』

A「でも私置いて1人で走って行った時はまじでびっくりした。」

『いやもうほんとごめんって』

A「今になって謝っても遅いわ！」

『はははっ、確かにな。』

A「また行こうね。」

『おう。』

そんな事を話しながら2人で思い出をふりかえっていると照が私をじっと見る。