いかないで《Hikaru.I》 (ページ39)

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☆幸せ者ページ39

『なぁみんな、ちょっといい？』

皆にAと付き合ってる事を伝えて4ヶ月ぐらいが経った。
そろそろ言うべきかなと思って仕事終わり帰る準備をしてるメンバーに声をかける。

辰哉「どした？」

みんな楽屋にある椅子に座ってくれた。

『俺、Aにプロポーズしようと思ってる。』

康二「え!?」

蓮「まじっすか。」

『今俺たちにとって大事な時期だからこそ、相談しなきゃと思って。きっと俺たちから離れていく人たちもいるし、批判も受けると思う。だからみんなの意見を聞きたい。』

これで反対されたらAへのプロポーズは先延ばしにしようと俺の中で決めていた。

しばらく沈黙が続く。

辰哉「俺達は照の幸せが1番だよ。な？」

大介「そんなの決まってるでやんすっ」

康二「あたりまえやん！」

ラウール「結婚式呼んでください！」

蓮「駄目なんて言う人いませんよ。」

亮平「よかったね、照。」

翔太「俺、影でどのメンバーよりも応援してたから。」

涼太「幸せにしてあげなきゃな。」

みんなからの暖かい言葉に涙が止まらない。

『ありがと、、』

辰哉「お前なぁ、プロポーズ成功もしてないのに泣くなよ。」

翔太「これで断られたらもう笑うしかねぇよな。」

康二「照兄！泣かんといて！」

みんな泣く俺を見て笑う。

俺はほんとに最高のメンバーに出会えた。

世界一の幸せ者だよ。

『ありがとう。来週、プロポーズするから。』

蓮「俺たちに1番に報告してくださいね。」

『おう。』

辰哉「さ！帰るか！」

ラウール「康二くん！乗せて帰ってよ～」

康二「も～、しゃあないなぁ！乗ってき！」

ラウール「やったぁ！」

康二「めぐきゅんも乗ってくっ？」

蓮「あ、大丈夫、、」

康二「めぐきゅんっっっ」

蓮「きもい。」

翔太「悪いな康二。目黒は俺のもんだ。」

康二「翔太くん、、俺は!?」

涼太「ほら、もうみんな出るぞー」

《はーい！》

こんな賑やかな日々を過ごせている幸せを噛み締めながら俺は家に帰った。